年別アーカイブ: 2015年

ネコみ~つけた!

オパールキャッツ

今回の鉱山めぐりで、興奮のひとつがこの写真のオパール。

久しぶりの、何年振りだろう?、本当に久しぶりのネコ眼。

 

オパール本体の動きに合わせて大きく色合いが動く → フラッシュパターン

  ↓

その内、細い帯状にフラッシュが出る → ローリングフラッシュパターン

  ↓

その中でも、帯が直線に近い → キャッツアイ

 

最近はフラッシュパターン自体も珍しくなってきた中、その何百、何千、ひょっとしたら何万分の一の確率くらい希少なキャッツアイ。

 

この写真のオパール、0.41 ctと決して大きなものではありませんが、これだけピュアな明るいブルーで、しかも美しいキャッツアイを見せてくれる、とてもとても希少で貴重な逸品です。

 

“キャッツアイ”効果を見せてくれる宝石で有名なのはクリソベリルキャッツです。

でも、その美しさと希少価値では、このオパール、本家のクリソベリルキャッツより断然上(かも?)。

 

キャッツアイオパール

 

ただいま出品準備中

金曜日ころにはご紹介できると思います。

お楽しみに!

 

PS.昨日ご紹介した“Rediscover Opals In Australia”ですが、あっという間に売り切れてしまいました。ご購入いただけなかった皆さん、ご連絡いただきました皆さん、申し訳ありません。また、ご紹介できるよう探しておきます。

 

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Opal Mining

音量注意!

先日らいご紹介してきましたブラックオパール採掘の様子を動画でご覧いただきます。

より雰囲気、危険性、ドキドキ感、をわかっていただけるかと。。。

 

いつもタバコ離さないRoger、シブい 。。。

 

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魅了されちゃう、マトリックス 。。。

マトリックスオパール

 

岩の中に幽閉されてしまった色。

「ココから出して!」

「助けて!!」

そんな悲鳴が聞こえて来るような気さえしてきます。

 

もうずいぶん前に、大量に仕入れて、日本の業者さんに企画展のようなものをやっていただいたことがありました。

いろいろなお店やデパートさんで展示会をやっていただき、多くの皆さんにご紹介したのですが、その結果は、、、、

当時の日本の皆さま方には良さがわかっていただけなかったのか?

イヤイヤ、ちょっとまだ日本のマーケットには早すぎたのか?

 

その後、ヨーロッパの方々に助けられ、無事、全員を嫁入りさせることができましたが、商売的にはマイナスの経験が大きいマトリックスオパール

でも、個人的には何故か魅せられ、魅入られてしまうんです。

 

何の因果か閉じ込められた色。

どんな年月がこうさせたのか?

 

その歴史を顧みる楽しさ。

そして、茶色い母岩のアチラコチラから訴えかけてくる遊色の美しさ。

母岩の色との対比が、より遊色をハッキリと美しく引き立たせてくれます。

 

写真でその魅力をお伝えするのは、とっても困難。

動画なら、お伝えできるかも。

 

 

でも100%の美しさは、やっぱりご自分の手にのせてコロコロしていただきたい!

 

今回も美しく個性的なマトリックスをいくつか手に入れてきましたので、おいおいご紹介していくとして、今日は、写真のマトリックスをはじめ、ブラック、ボルダー合わせて11点のルースを出品しましたので、是非ご覧下さい。

 

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油断のできない宝石採掘の世界 。。。

採掘跡

有名なブラックオパールの採掘場、Three Mile 鉱山

現在ではありえない、オープンカット(露天掘り)跡

この広大な穴から、どれだけの富がうまれたのか?

どれだけの犠牲、人命も含めて、生じたのか?

どんなドラマがあったのか?

 

こんな跡を見るたびに、いろいろと想像してしまいます。

 

現在でも、いろいろと起こる、欲望渦巻く宝石採掘の世界です。

 

20151020b

これは採掘現場に置いてあるトラックです。

人通りも少なく、周囲に人家もない、もちろん交番などもない原野

そんな人気のないところでも、人気のないところゆえ、油断できません。

置きっぱなしの道具や機材を盗んでいく悪いヤツ、いるんです。

さすがにトラックが持ってかれることはありませんが、いろいろと注意が必要。

 

トラックの荷台に乗ってるデッカイ鳥カゴのようなオリ

これは中に発電機と燃料などが入っています。

そして、この場を離れる時には必ずオリに鍵を掛け、持ってかれないようにしているんです。

 

20151020g

そして、盗られちゃう率が高いのがバッテリー。

そこで、いつもバッテリーはわざわざ毎日持ち運びします。

採掘の最初の仕事がバッテリーの装着。

そしてバッテリーを取り外して一日の作業終了。

こんな荒野でも、荒野だからこそ、油断は禁物です。

 

そんな油断のできない世界で、毎日土砂にまみれ、ケガしながらの採掘作業。

そして報われた結果が、

 

ブラックオパール

ライトニングリッジ産ブラックオパールKL2494

 

20151020f

ライトニングリッジ産ブラックオパールKL2496

 

 

バッテリーも取り外し、作業を終えると、

 

20151020d

 

いつものバーで。。。

 

真ん中のサンタな彼、このオパールを掘り当てた鉱夫さんです。

 

 

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