宝石を見るときには光源がとても大切です。
写真はショールームの前にあるテラスというか中庭です。
天井がない吹き抜けになっていて、太陽の光がさんさんと降りそそいでいます。
ご存知のとおり、普通の宝飾店は、とてもきらびやかな、まぶしいくらいの光にあふれています。
商品にできるだけ無駄なく、そして効果的に光をあてるように趣向を凝らしたライティング。
天井からスッと下がっているペンダントライト。
ハロゲンの強烈な光。
主役である宝石たちを浮かび上がらせるスポットライトの数々。
やはり華やかなイメージです。
そんな華やかなショールームを持ちたいと考えたこともありました。
でも開店当初、できるだけ経費を抑えるため、そんな立派なライティングもあきらめ、まさにDIYで取り付けたショールームのライト。
一般の家庭用のライトを安く購入し取り付けました。
そんなわけで、ゴールドコーストにある宝飾店で一番ライトに力を入れていない当社ショールームですが、他ではできない強みがこれ。
そう、写真のテラスです。
皆さんにオパールをご紹介する際、天気がよければこのテラスに出て、自然光の下でも色合いを見ていただいています。
色石と呼ばれる宝石は、やはり太陽光の下で見るのがベスト。
本当の色合いを見ていただけます。
世界中のどこでも、業者さんが色石、特に研磨前の原石を見るのは、太陽を背に屋外で、です。
もちろん強い太陽光の下だと、室内のライトでは見えなかった弱点も見えてしまうことがあります。
そのオパールの個性をすべて見ていただくことで、惚れ込んでいただく、気に入っていただくことはとても大事なこと。
自然が創り上げた宝石。
やはり自然な状態で見ることも大切です。
今日はすばらしい青空のゴールドコーストです。