ゴールデンウイークもとうとう最終日。
素敵なホリデーを楽しみましたか?
私はと言えば、手が回らずに放ってあった仕事、もろもろを片付けていたら、結局今日になった、そんな感じ、、、
さてさて、石ふしぎ大発見展大阪ショーでも、たくさんの新しい出会いがありました。
「オパールってきれい!」
とか、
「オパールだいすき!!」
そんなうれしいお言葉もたくさんいただきました。
そんな皆さんとの会話の中で、時おり耳にするちょっとした勘違いや記憶違い。
そんな、オパールにまつわる勘違いトップ3を、今日はご紹介します。
オパールにまつわる勘違い第3位:斑
オパールの表情、遊色の塊、色の塊のことを “ 斑 ”と呼びます。
この “ 斑 ” を “ はん ” と読む方が結構いらっしゃいます。
辞書的には “ はん ” で間違いはないのですが、宝飾業界では昔から “ ふ ” と呼んでいます。
漢字自体の意味は
“ちがった色の部分が入りまじっている模様 ”
と、まさに遊色の様子を言い表す言葉です。
日常では “ 斑点(はんてん)” や “ 蒙古斑(もうこはん)” など、“ はん ” と読む場合の方が多いため仕方ないと思いますが、オパールに関しては “ ふ ” と呼ぶということ、どうぞ憶えておいてください。
オパールにまつわる勘違い第2位:ダブレットオパール
2枚張りのオパールをダブレットオパール(通称タブレット)と呼びます。
このダブレットを、時おり “ タブレット ” と勘違いしている方がいらっしゃいます。
“ ダ ” でなく “ タ ”。
濁音なしの、“ タブレット ” オパールと呼ぶ方が。
“ タブレット ”とは、薬、それも錠剤のこと。
あるいは、最近ではタブレットコンピューターの方が耳なじみがあるかもしれません。
錠剤のコロンとした感じが、オパールの形状に似ているので、“ タ ” になっちゃうのもわかる気もしますが、“ ダ ” と濁るのが正解。
ダブレットオパールのダブレットは、2枚張りの “ 2 ” からくる言葉です。
つまり、
2 → ダブル → ダブレット
ということ。
ちなみに、3枚張りのこちらは、
3 → トリプル → トリプレット
トリプレットオパールと呼びます。
オパールにまつわる勘違い第1位:ボルダーオパール
クイーンズランド州内陸で採掘されるボルダーオパール。
これを、
“ ホルダーオパール ” とか “ ホールダーオパール ” と、こちらも点々取っちゃう方が。
母岩にオパールがホールド(Hold)、抱えられているところから、“ ホールダーオパール ” もわかるんですが、やはり点々付けてください。
そしてボルダーオパールの場合は、読み方ではなく、意味を取り違えていることも。
ボルダーオパールの “ ボルダー ” を、アメリカのコロラド州にある都市名 “ Boulder ” が由来と勘違いをし、このエリアから産出されるオパールと思い込んでいる方も!
正解は、その形状から来ている呼び名です。
“ ボルダー ” 、“ Boulder ” とは、“ 塊 ” とか “ 岩 ” なんて意味です。
最近耳にする “ ボルダリング ”。
岩、“ボルダー” を登るから “ ボルダリング ”。
岩の中に出来ているから “ ボルダーオパール ”。
そんな風にご説明すると、「あぁ~」と皆さん納得してくださいます。
そして、もちろんその産出地はアメリカではなくオーストラリアです。
さて、皆さんは勘違いしてませんでしたか?
思い込んでいたことが、ある日突然、勘違いだと気が付いた、なんてことありますよね。
私もそんな勘違いで、赤面したことが何度も。。。
早とちりなのでしょうか?
5月に入り、オーストラリアでは涼しくなり、オパール採掘再開の季節です。
ですが、雨が多く降った影響で、鉱山までの陸路が寸断されてしまい、採掘現場までたどり着けない。
友人の鉱夫からの報告です。
あまり幸先の良くないスタートですが、
「今年こそ!」
いつもそう思って、そして期待して、
過酷な環境下でのハードワークに勤しんでいます。
お休みも終わり、明日からは日常へ!
5月病なんて吹き飛ばして!!
ガンバロ!!!
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