昨年末、27日に突如発生し、それから新年5日まで休業するはめになったわけ、その理由をやっとお話できるようになりました。
突然の休業宣言で、たくさんの方々からご心配のメールをいただきました。ありがとうございました。
「ご不幸があったのですか?」
「身体こわされたのですか?」
「強盗!?」
皆さんにもいろいろ推測いただいたのですが、実際はそんな大げさなことではありません。
どうやら1月半ぶりに、問題は解決となり、やっと皆さんにご説明できる日がやってきました。
何が起こったか!
金庫が!
金庫が!!
開かなくなったんです。
それなりの在庫をかかえていますので、それに見合った金庫が有るのはもちろんです。
持ち運べるような軟なヤツではなく、総重量1トンを超えるような耐衝撃、耐火金庫。
そんな頼りになる金庫が、
12月27日の朝、突然開けることができなくなってしまったのです。
当然、金庫が開かないということは、中に入っている商品なども出すことができない。
つまり、お店を通常通り開けることができないということ。
そして一番運が悪かったのは、そんな年末年始のホリデーシーズンに起こってしまったこと。
ただせさえ腰の重たいオーストラリア。
休暇中に働いている人など稀。
まして金庫を直す、少なくとも開けることのできる技術者(英語では“LOCKSMITH”といいます)が不在。
それでも、この金庫を購入した業者に連絡を取り、3日間、とっかえひっかえ4人ほど技術者が来ていろいろ試すも、うちの頑丈な金庫は一向に開く気配もなく、結局、オーストラリア東海岸エリアにただ一人という、金庫破りの名人特別な技術者が休暇から戻ってくる年明け5日まで待つことに。
そんな状態で、実店舗もネット店も休業とさせていただきました。
予期しないことで、約1週間も予定が空いてしまい、“悩んでも仕方ない。せっかくの休みだから日本に帰って、正月過ごすか”な~んてことも考えたのですが、ふとパスポートも金庫の中であることに気付き、結局はダラダラ食っちゃ寝、飲んじゃ寝、の寝正月でした。
それから金庫のない状態で、毎日商品全てをトランクにしまって持ち歩く生活。
防犯上良いわけもなく、当然、どこに出かけられるわけでもなく、家とお店の往復の毎日。
やっと昨日、新しくなった金庫が到着。
なんで、治すのにこんなにかかるんだ??
オーストラリアだからです。
そんな訳で、やっと皆さんにもご報告できてホッとしております。
今回の件でわかったこと。
“うちの金庫は丈夫だ!”ということ。
“特殊な金庫を開けることのできる技術者が、クイーンズランド州にはひとり、それもご年配の、お爺ちゃんと呼んでしまうような人が一人だけ!”なこと(この人に何かあったらどうなるんだろう?)
“やっぱり、オーストラリアで焦っても仕方ない!”ということ。
金庫は元どうりになりましたが、いまだに故障した原因はわかりません。
宝飾の業界に係わって20年。
金庫も故障するんだということに気付かされた出来事。
ご心配お掛けしました。
今日は陽射しが強いゴールドコーストです。