今日は“母の日”。
ここひと月ほど、宝飾店を筆頭に様々なお店が、“母の日セール”を声高にやってきたのは日本もオーストラリアも同じでしょう。
でも、やはり主役と言うか、要と言うか、奥の手と言うか、それはお花。
このお花の種類が、オーストラリアではちょっと違うんです。
“母の日”のお花と言えばなんといっても、“カーネーション”。
日本では、なぜかそういうことになっていますよね。
もう少し気合を入れるとすれば、そう万能なバラあたりでしょうか?
でもオーストラリアの場合は、写真のような“菊”、あるいは“ガーベラ”なんかが主流。
お花屋さんへ行っても、菊系のお花をアレンジしたものを良く見かけます。
それと忘れてはならないのが、この日になると、ワゴン車に花束積んで、道端で販売している出店(?)。
あんまり花が似合わない、ちょっとむさくるしい風貌のオジさんが、道端に並べた花束の横でドカッと椅子に座り込んでいる、そんな出店でも、やっぱり並んでいるのは“菊”。
今日という日のために、何も準備してこなかった人たちは、こうした道端の花束を買って、お茶を濁しちゃいます。
どうも、日本人の(私の?)感覚からすると、“菊”イコール“お墓参り”、そんなイメージ。
どうもピンと来ません。
でもこれが昔からの風習のようです。
どんな花を贈るにしろ、大切なのは“気持”ですよね。
日本にいる私の母親には、“お花”ではなく“ケーキ”を送っておきました。
なにせ、私の母親ですから・・・。
食い気いちばん!
風が強い一日でした。