かつてオーストラリアに存在した内海 “ エロマンガ海 ” 。
そして、一億年後の現在、その岸辺に沿って点在するオパール鉱山。
カラカラに乾燥している真っ赤な大地に、かつて海があったなんて !?
今では想像することさえも困難ですが、そんな古の海の存在を実感させてくれるのがこれ。
エロマンガ海の中を泳ぎまわっていたべレムナイト( Belemnites )、現在のコウイカに近い軟体動物の化石です。
オーストラリア最大のオパール鉱山の町、クーバーペディ( Coober Pedy )で採掘されたこれらの化石は、長い時間をかけてオパール化したものです。
偶然と、長い時の流れを経て手元にやって来た地球の歴史。
今回のものは研磨されていない、すべて採掘されたままの状態です。
研磨する予定もありません。
歴史は歴史のままに
さて、こちらは先日ご紹介した “ 幽霊オパール ” 。
水から出して、直射日光のあたる窓際に、ほぼひと月放置した状態です。
水分が抜け、全体にカサカサした感じにはなりましたが、割れてしまうこともなくきれいな遊色も観察できます。
でも、やっぱり水の中の方が生き生き(?)してるかも 。。。
寒さも一休みな、今日の埼玉です。
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