先日、お店で出会った“元”マイナーのお話 ・・・。
悲しい、おはなし。。。。
ふらっと女性を伴って店に入ってきた彼。
見るところ30台半ばくらいの、体格の良い大男。
オパールを見る目が普通のお客様と違う!
彼女に教えてあげているのか?やたらと詳しそうな口ぶり!!
これは間違いなく“関係者”!!!
話を聞いてみると、6年ほどライトニングリッジでオパールを掘っていたとか。
でも、あんまり見かけたこと・・・ナイ!?
それもそのはず、彼曰く、、、
「6年掘って、コレといった収穫ナシ」
彼の独り言のような、寂しげな話しは続きます。
「6年の間、自分の周りの人たちは何らかのオパールを掘り当てていたんだけど、自分にはまったく・・・」
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シドニーから、ある日20歳前の2人組みがやってきて、おれの隣でオパールを掘り始めたんだ。
あんな子供たちに、オパールなんて見つかるわけがない。
そう思っていたのは自分だけじゃなかったはず・・・。
でも、
彼らが掘り始めて、そう、まさに掘り始めてすぐだよ、3メートルも掘ってないくらいのとき!
大きな原石を掘り出しやがった(チェ!)。
なんと、100万ドルを超えるような原石を2個、俺のすぐ隣で、すぐそこで、見つけやがった。。。
6年の苦労がのしかかってきたね。
もうバカらしくて、その次の日にライトニングリッジを出たよ。。。。
今はブリスベンで地道に働いてるんだ。
人生って不公平だね。
LIFE IS NOT FAIR !
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未だに未練なのか?悔しさなのか?重た~い何かが、彼の身体に残っているよう。
「でも、だからこんなかわいい彼女捕まえられたんでしょ!」
そんな慰めの言葉をかけるしか、私にはできませんでした。。。
人生って?
不思議、そしてちょっぴり残酷です。。。。。
素晴らしい青空のゴールドコーストです。