これなんだかわかりますか?
今日は、実験の番外編をお届けします。
先日ご紹介したとおり、オパールをレモン汁、オレンジジュース、お酢、そしてワインに3日間浸けても何も変化は見られませんでした。
このオパールたちは、浸けられたまますでに1週間が経っていますが、今だ変化は見られません。
オパールのその後については、また日をあらためてご紹介するとして、今日は同時に行っていた“パール”に対する実験をご紹介しようと思います。
パール、真珠はカルシウムが主成分、酸にたいへん弱いのはご存知のとおりです。
それでは、どれくらい弱いのか?
オパールと比べてどうなのか?
百聞は一見にしかず、
今回は2個のパールを、オレンジジュースとお酢に漬けてみて、その変化を見てみました。
実験に使用したのはこのパールたち。
お酢担当。
オレンジジュース担当。
オパールと同じように、小瓶に入れて観察することに
オレンジジュースに沈んだパール。
そしてお酢の方は、、、
入れたとたんにパール全体から細かい泡が!!
そして翌日。
取り出して観察してみると、
オレンジジュースに浸けられ方。
表面にしわがより、全体的な輝きがなくなってしまっています。
そしてお酢の方は、、、
全体が崩れてしまい、ピンセットでつまむとズルズルっと皮がむけるよう!!
そしてそのまま瓶に戻して翌日、
オレンジジュースの方も、もはや原形を保っていないほど崩れてしまっています。
そしてお酢は、、、
まさに脱皮したかのように、真珠層が剥れ、輝きはまったくありません。
・・・・・・・・・・・・
いかがですか?
パールは絶対に、そう絶対に、オレンジジュースやお酢に浸からないようにしなければいけないことを再確認!
だれも好き好んで浸ける人はいないでしょうが、お酢に入れたときのいきなりの反応(泡)を考えてみると、、、
例えばレストランでサラダのドレッシングがはねて指に着けていたパールに付いてしまった!!
さぁ、あわててください。急いでください。直ぐに何か処理をしないと、ドレッシングがはねた部分だけ上の写真のように!!
パールは“ケアがとても大切”な宝石、それは知っていましたが、今回の実験で、あらためてパールの繊細さ、デリケートさを再認識しました。
オパールの実験結果とこのパールの結果の違い。
だからオパールの方が“良い”とか“偉い”とか、主張するつもりはまったくありません。
宝石それぞれには異なった特徴があり、美しさがあり、そしてお手入れ法もあります。
オパールの実験で大丈夫だったからって、他の宝石全部が大丈夫なわけではない、それを知っていただきたかった。
宝石は身に着けて楽しんでいただくことが一番。
ですが、その状況により、どんな宝石を着けるのか?その宝石を着けたらどんな身のこなし方をしなければいけないのか?そして楽しんだ後はどのようにケアをしてやるべきなのか?
それがとっても大切なことです。
どうぞ、今回の実験を参考にしていただき、大切な宝石をいつまでも美しいままの状態で楽しんでください。
長くなりましたが、これにていったん実験終了~。
お付き合いありがとうございました。
あ~疲れた・・・
中途半端な天気のゴールドコーストです。
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注)絶対まねはしないでください。念のため。