昨年12月、染色処理されたエチオピア産オパールについての実験をご紹介しました。
オーストラリア産ブラックオパールとして販売されている処理オパールについて
2月10日にいったん実験を終了し、その後昨日まで室内で自然乾燥させていました。
その結果です。
実験前が上の写真です。
そして、昨日の写真がこちら。
ひと月以上水分から遠ざけた結果の重さは、
サンプルA 1.475ct(実験開始前)→ 1.45ct(今回)
サンプルB 1.39ct(実験開始前)→ 1.36ct(今回)
最終的に重さに大きな変化はありませんでしたが、見た目は実験前には戻りませんでしたね。
どちらも遊色が薄くなり、上の写真右側のサンプルBは全体の地色も元には戻りませんでした。
ネットやミネラルショーなどで販売されているエチオピア産ブラックオパールの多くは染色処理が施されていると考えてよいと思います。
そして水分に着けることで簡単に色が抜けてしまうということは、吸水する性質ハイドロフェンゆえだろうと考えられます。
いったん変わってしまった表情は、元には戻りません。
エチオピア産ブラックオパール
お持ちの方は、ご注意ください。
これで今回の実験は終了です。
お付き合いありがとうございました。
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