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エチオピア産オパールの変色を防ぐために 。。。

もう9年ほど前になりますが、以前にもご紹介したこのピンクに染まったオパール。

オパールを食紅で染めてみる 。。。

 

先日の熊本ミネラルマルシェでも感じたことですが、まだまだエチオピアオパールのお手入れについて周知されていないことには驚かされます。

販売する側がきちんと説明をしていないことが原因なのですが、ネットでも多く販売されているエチオピア産ですから、今後 “ エチオピアオパールの変色 ” 問題が増えていくのでは、と危惧しています。

これからも機会があるごとにお伝えはしていきますが、変色を防ぐ方法のひとつとしてコーティングも真剣に検討してはいかがでしょうか?

 

 

お気に入りの表情を長く楽しむために、コーティング剤を上手に利用してあげては?

 

エチオピアオパールの変色・退色を防ぐ方法 。。。

 

もちろん金属アレルギー対策にも!

 

装身具用フッ素コーティング剤 スウエットバリア

 

エチオピア産オパールをお持ちの皆さん、どうぞご検討ください。

 

さて、ペーパーワークにけりつけて、来週の高崎ミネラルマルシェに向け準備します!

 

梅雨の合間の曇り空。

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エチオピア産ブラックオパールを販売する方へのお願い 。。。

エチオピア産ブラックオパールを販売されている業者、宝飾店、作家、デザイナーの皆さま

先日に続いて、お願いがあります。

写真のような “ブラックオパール” を販売する際には、“ 色落ち ”の可能性をしっかりとお伝えください。

 

インスタグラムを「ブラックオパール」タグで見てみると、エチオピア産ブラックオパール がたくさん出てきます。

https://www.instagram.com/explore/tags/ブラックオパール/

 

エチオピア産のオパールにも地色の濃い ” ブラックオパール ” と呼べる天然のものもありますが、以前もご紹介した通りなかなかお目にかかれないレアなお品物です。

エチオピア産-天然-ブラックオパール

 

エチオピア産オパール

個人的な感想でも、やはり天然のエチオピア産ブラックオパールは割れやすいというかモロイ気がします。

そのため、ネット上で紹介、販売されている “エチオピア産ブラックオパール” の多くは染色処理の施されたものと推測されます。

 

染色されているとは言え、とても神秘的な表情を持ったエチオピア産ブラックオパール。

否定するつもりも、批判するつもりもありません。

この点は誤解の無いよう、お願いをします。

 

ただ、ネット上で見ていると、”染色処理”を明記されている販売者の方も、あるいは染色には全く触れていない販売者さんたちも、どちらも色落ちについて明記していらっしゃる方は、

ほぼゼロ、

です。

 

こちらのエチオピア産ブラックオパールとして販売されていたルースを水に浸けると、

 

5日もすると色が染み出してきて、水が茶色くなります。

 

右が上のオパールを浸けていた精製水。

左の精製水とは色が全く違います。

 

以前行った実験『オパールを食紅で染めてみる 。。。』の時の食紅が抜けていくのと同じ原理で、染色剤が抜けると考えられます。

 

そしてこの現象は、比較的簡単に起こります。

染色処理されたエチオピア産ブラックオパールを、例えばペンダント、あるいはビーズネックレスとして身に着けていたとします。

汗などの水分に触れることで染色剤が抜け、それがお肌やお洋服に移ってしまうことがあります。

 

おしゃれして外出し、お家に戻ってきたらペンダントのオパールの色が変わってしまっているだけでなく、お気に入りのお洋服に黒っぽいシミができてた!?!

 

悲しみのダブルパンチ!

 

実際、そんなご報告を何件かいただいています。

 

お水に浸けることで、

 

遊色が全く見えなくなってしまうだけでなく、色が他へ移ってしまう可能性もあるのです。

 

ネット上には、

しっかりとエチオピア産ブラックオパールと明記していらっしゃる方

産地記述がなくブラックオパールとだけ明記している方

明らかにオーストラリア産ではないエチオピア産を、オーストラリア産ブラックオパールとして販売されていらしゃる方

様々な販売者さんがいらっしゃいます。

 

そんな販売者さんのほとんどは、ご自身も知らずに誤った記述で販売されている方がほとんどでしょう(そう信じたい)。

そんな皆さんにもう一度お願いします。

 

エチオピア産ブラックオパールは染色処理をされていることが多いということ

水気に触れることにより、その染色剤が抜けてしまうこと

場合によっては、それが洋服などに移ってしまうことがあること

 

こうしたことをふまえて、販売時には是非ひと言を添えてください。

 

絶対に水分に触れさせないで、汗などが付いてしまった場合はすぐに拭いてください

 

そんなひと言を宜しくお願いいたします。

 

まだ読んでいただいていない方は、こちらの ” お願い ” もご一読ください。

エチオピア産オパールを販売する方へのお願い 。。。

 

 

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エチオピア産オパールを販売する方へのお願い 。。。

エチオピアオパールを販売されている業者、宝飾店、作家、デザイナーの皆さま

本日はお願いがあります。

エチオピア産オパールを販売される際には、必ず“ お手入れ方法 ”をお客さまにしっかりとお伝えください。

 

福岡ミネラルショー、そして先日まで池袋で開催されていました東京ミネラルショーでオパール好きの皆さんとお話をする機会をたくさんいただきました。

そんな中、やはりエチオピアオパールを身に着けていらっしゃる方も多くいらっしゃいました。

お話の中で、お手入れ方法をご存じかどうかお尋ねするのですが、ほぼ7割の方は適切な方法をご存じないばかりか、そもそも“ エチオピアオパールには吸水する性質(ハイドロフェン)”がある事すらご存じないようでした。

「そんなこと聞いてない、、」

こんなつぶやきばかり、、、

 

とても美しい表情と、透明感のある遊色は私自身も含め、多くの方々を虜にします。

最近の実質内戦状態のエチオピアでの産出が今後どうなるかわかりませんが、それでも、他のオパールに比べてまだお安く手に入るオパール。

人気のないはずがありません。

ですが、(以前ほどではありませんが)週に1~2件のお問合せ、「色がかわっちゃたんだけど、どうにかして!」、そんな悲痛なお問合せをエンドユーザーの皆さんからだけでなく、販売する側の方々からもいただきます。

 

そこでお願いです。

別にエチオピアオパールが ”ダメ” と言っているわけではありません。

お願いですから、その独特の性質と、それに伴う正確なお手入れ方法を、どうか、どうか販売される際にはお伝えください。

 

そんなこと伝えたら販売チャンスを逃すんじゃ?

 

そんな風に考えている販売者の方もいらっしゃるかもしれません。

でも、販売後にクレームになり、ご自身の評判を落とすことの方が大きなリスクではありませんか?

 

難しいことでも、エチオピアオパール自体の評価を下げることでもありません。

単純に、

 

真珠と同じで、着けた後には軽くふいてしまってくださいね

 

そんなひと言を付け加えるだけで良いのです。

 

世の中にはいろいろな宝石と呼ばれるものがあります。

それを販売する側として、それぞれの性質を知る事、美しさだけでなく、マイナスと捉えられがちな点も正確にお客さま方に伝えること。

これは最低限のマナーではないでしょうか?

 

販売する皆さんの評価、宝石としてのオパール全体の評価、そしてひいては宝石・宝飾品業界全体の評価。

こうした評価を落とさないためにも、心の底から、販売をされる皆さんにお願いをします。

 

エチオピアオパールを販売する際には、是非ひと言をお忘れなく。

 

しまう前にふいてください

 

お願いいたします。

 

参考記事;

エチオピア産オパール(ハイドロフェン効果):https://www.gemstory.com/experiment-ethiopian-opal01.html

エチオピア産オパール(浸けてみました・実験):https://www.gemstory.com/experiment-ethiopian-opal02.html

エチオピア産オパール(特徴とお手入れ方法):https://www.gemstory.com/experiment-ethiopian-opal05.html

オーストラリア産ブラックオパールとして販売されている処理オパールについて:https://www.gemstory.com/weblog/2020/12/treated-black-opal-from-ethiopia.html

呼吸するオパール:https://www.gemstory.com/weblog/2020/07/opal-is-breathing.html

エチオピア産染色ブラックオパールについて:https://www.gemstory.com/weblog/2020/12/dyed-black-opal-from-ethiopia.html

エチオピアオパールの変色・退色を防ぐ方法:https://www.gemstory.com/weblog/2021/06/protecting-ethiopian-opal-from-turning-yellow.html

 

 

怒涛の季節も一段落。

手の回っていなかったWEBサイトの整理、そして新しいオパールのご紹介を、少しずつ進めて行きますね。

 

ミネラルショーでお目に掛かった皆さま

ありがとうございました。

ジュエリー製作のご依頼をいただいた皆さま

ご満足いただけるものをお届けできるよう、ゆっくりと確実に製作を進めてまいりますので、楽しみにしばらくお待ちください。

 

それでは、この時期ならではの素敵な日々をお過ごしください。

 

カラッとした冬晴れの埼玉です。

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エチオピアオパールの変色・退色を防ぐ方法 。。。

水分を吸うという性質を持つエチオピア産オパール。

ハイドロフェン オパール 。。。

 

その性質ゆえに色が消えてしまったり変色してしまったりと、世界中で悲しい思いをしている人達がたくさんいらっしゃいます。

エチオピアの逆風 。。。

オパールにまつわる悲しいお話し 。。。

 

そんな思いをせずにエチオピアオパールを気軽に楽しむために出来ることはないか?

そう思っていた時に出会ったのが先日からご紹介しているジュエリー用コーティング剤 “ スウェットバリア・Sweat Barrier ” です。

前置きが長くなりましたが、スウェットバリアはエチオピアオパールの救世主となるのか?

実験してみました。

 

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エチオピア産染色ブラックオパールについて。その4

昨年12月から、染色処理をされたエチオピア産の ” ブラックオパール ” について実験をしてきました。

あれから2か月。

もともと、上の写真のような表情だったこのオパールたちは、2か月間精製水に浸けられてどうなったのか?!

結果はこちら!

 

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