このオパール、ご存じ“人工”オパールです。
美しい表情を見せてくれますが、やっぱり天然に比べると、どこか不自然。
整った縦に流れるような表情が、この種の人工オパールの特徴です。
この原石(?)から磨きだしたものがコチラ。
カボションカットされた状態でも、方向性のある遊色が確認できます。
この人工オパールの内部構造を見てみましょう。
以前もご紹介した、公益財団法人 九州先端科学技術研究所のご協力で撮影していただいた電子顕微鏡写真をご紹介します。
綺麗に粒子が積み上がっている様子がわかります。
整然と粒子が並んでいます。
これに比べて天然オパールは、
何というか“ぐちゃぐちゃ”感がありますね。
左:人工 / 右:天然
違いは歴然!
人工の美しい構造と天然のランダムな構造。
この内部構造の違いが私たちを楽しませてくれる遊色の元です。
”粒子の大きさや並び具合によって色が変わる”
これがオパールの多様性の秘密。
人工オパールはきれいに並びすぎていて気まぐれさがないため、同じ表情が並んでいるように見えます。
天然オパールは同じ表情はありません。
これこそ偶然のなせるもの。
自然の気まぐれが産んだ、タカラモノ。
こんな偶然が今年はたくさんやってきますように
自然の気まぐれが産んだオパールたち。
本日ルースを15点、出品しました。
個性的な表情をお楽しみください。
素敵な週末を!
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