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浸透していないオパールの希少性 。。。

日本国内からだけでなく、世界中から様々なお問合せやご注文をいただきます。

どんなご要望にも沿えるよう、精一杯頑張るのはもちろんです。

でも、そんなご注文の中にはとてもお受けできないものも!

特に宝飾品を販売されている業者さんから、こんなご注文をいただくことがあります。

 

「〇〇 × △△のサイズで、赤系のブラックオパールを200ピース用意して」

 

(゜o゜) (゜o゜) 、、、

 

先日もタイの業者さんから、

 

「大きさが12 × 10 mm、厚さが5mmのカボションオーバルで、濃いグリーンのオパールを欲しいんだけど、見積もりくれる。継続的に注文するから、そこんとこヨロシク!(脚色あり)」

 

そんなお問合せが、、、

 

同じように、サイズや色をご指定いただいてお声を掛けていただく業者さんは珍しくありません。

 

まずはサイズの指定、もちろん偶然ご希望どおりのオパールをご紹介できることもありますが、ほとんどの場合は不可能なのが現実です。

 

20年前であれば、ある程度サイズと形を整えたオパールを一定の数ご用意することができました。

ご希望通りのサイズにカットすることもしてきました。

でも、現在はサイズや形を指定することはたいへん困難です。

 

そして「継続的に、」というありがたい一言も、うれしい反面、苦笑いしちゃうのが現況。

ご希望通りのオパールを継続してお届けすることは、たいへん難しいのが今の状態です。

 

そんなわけで、そのあたりをご説明するのですが、なかなか実感としてわかっていただけないよう。

オパールなんて、たくさん採掘されてるんでしょ。

そんなふうに思い込んでいるご様子。

そんな時は、

 

「1.0 ctのピンクダイヤモンドを100ピース、継続的に入手できますか?」

そんなたとえ話をしてみたりします。

 

ブラックオパールの採掘状況のことはご存じなくとも、ピンクダイヤモンドの状況は皆さんご存知のようで、だいたいこれで納得していただくことができます。

 

こんなブラックオパールたちが手元にいてくれたあの時代

もう、とっても遠い過去です。

 

私たちがオパールを選ぶのではなく、今ではまるでオパールが私たちを選んでいるかのよう。

 

そのあたり、ご理解のほど宜しくお願いします。

 

さて、10月も今日でおわり。

オーストラリアでは夏本番ですが、日本はますます肌寒くなってきますね。

インフルエンザも流行しているようです。

体調崩さないよう、素敵な秋を

楽しんでください!

 

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採掘シーズン間近 !!!

opal miner

3月に入り、日本は春を迎えつつあります。

一方、南半球のオーストラリア、少しずつ気温も下がり始め、鉱夫たちもそろそろフィールドへ戻る時期です。

そんなオパール鉱夫たち、今日はご紹介してみます。

 

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No Rain, No Opal 。。。

干ばつ

オーストラリア東部で干ばつが続いています。

東部に50年で最悪の大干ばつ、絶望する農家 シャワーは3分以内

 

これまでも、何度となく体験してきた干ばつの被害ですが、今年は例年よりもひどいようです。

 

ブラックオパールの採掘地、ライトニングリッジもまさに干ばつの渦中に。

 

「雨が降らないから、オパール採れない、、、」

と、友人の鉱夫から電話が。

 

そうです、水はガソリンと同じように、採掘には欠かせない必需品です。

 

雨が降らない。

水がなくなる。

原石が洗えない。

 

オパール採れない、、、

 

採掘した原石を洗う池の水が干上がってしまっています。

採掘した原石を水で洗わないと、オパールの採掘は何十倍も難しくなります。

 

じゃ、雨降るまでとりあえず採掘した土砂をそこら辺に積んどくか。

 

ところが、そんな訳にも行きません。

 

採掘した土砂を大量に積んでおくと、お役所から “ 捨てろ(!?) ” との指導が!?

捨てろ!

ですよ。

 

そんな訳で、やはり雨が降らないと、採掘作業全体がストップしてしまいます。

 

これから夏を迎えるオーストラリア。

今年の採掘シーズンもあとひと月ほど。

このまま、今シーズンが終了してしまうのか?

 

あとは雨乞いするしかありません。

 

 

雨が降らないと採掘ができず、降りすぎてもやっぱり採掘できない。。。

相手は大自然です。

 

明るいニュース、ありません。。。

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摂氏45度 。。。

先日のミネラルショーで、

「夏でも涼しいんでしょ、穴の中は」

そんな風に仰る方がたくさんいらっしゃいました。

 

「10月から4月くらいまでは、暑すぎて採掘できないんですよ」

そうお話をした時の、皆さんからの反応です。

最近、テレビで放映された、オーストラリアのオパール鉱山の映像をご覧になった方が多いのかもしれません。

 

実際、鉱山の中はちょうど良い具合に冷えてます。

そんな穴の底で作業をする分には、夏だろうと冬だろうと、たいへん快適な作業環境です。

 

機械の騒音と埃っぽいのを我慢すれば、外が50度だろうと関係ありません。

でも、問題はこの採掘に不可欠な機械です。

このDigger(ディガー)と呼ぶ機械を動かすには電気が必要です。

もちろん、壁面にコンセントが有るわけもなく、電気は

 

地上に設置したジェネレーターを動かすことで確保しています。

 

ここは穴の中と違って、紫外線ギラギラの45度以上の世界!

 

軽油で動くエンジンを回し、発電した電気で地下の機械を動かし、照明を点灯しています。

 

このジェネレーターが45度の暑さでオーバーヒートしちゃうんです。

その為に、暑さの厳しい時期には採掘を休まざるを得ない、ということになります。

 

細々と昔ながらに人力で採掘を続けている鉱夫たちもいますが、ほとんどの鉱夫たちは、この時期鉱山を離れ、休暇を取ったり、採掘したオパールの研磨をしたりして過ごしています。

 

機械が耐えられない猛烈な環境!

 

そんなわけで、やっぱり人間は自然には逆らえない

再認識させられるお話しでした。

 

カラフルなボルダーオパールが手元に届きました。

スノーボードをしに北海道にやって来たオーストラリアの友人が持ってきてくれました。

なかなか艶っぽい美人ぞろいです。

近日公開予定です。

お楽しみに!

 

梅が満開の川口です。

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