こんな明るくて、やさしくて、そして美しいオパール
元をたどっていくと、、、
今日はブラックオパールの採掘現場を少々ご紹介。
ブラックオパールの場合、ほとんどは地下10~15メーターくらい掘り込んだ中での作業になります。
オパールの地層、鉱脈を探しつつ、横に掘り進んでいきます。
上の写真は“ ディガー (Digger) ”と呼ばれるマシーン!
俗に言う“ショベルカー”の小型版。
先に付いた鋼鉄の爪で、岩盤を少しずつ削り取っていきます。
Diggerとは、オーストラリアでは“仲間”なんて意味もあり、狭い穴の中では欠かせない大切な仲間、赤い憎いやつです。
削りながら壁面を注意深く見ていき、オパールが見つかると、その後は手作業で進めていきますが、削り取った岩石もすべて回収し、あとで確認をしていきます。
その時に活躍するのが、
この緑のマシーン!
名前を、“ ボガー (Bogger) ”と呼びます!!
日本で言う“ブルドーザー”のことを “ ボブキャット(Bobcat) ”とアメリカやオーストラリアでは呼びます。
そこからこの“ Bogger ”という名前が付いたようです。
前のブレード部分で土砂をすくい、中央部分のカゴに溜めていきます。
いっぱい溜まると、
今度は逆側から土砂を、埋めてある大きなパイプの中に落としていきます。
このパイプの天井部分には地上まで穴が掘ってあり、後日、地上からクレーンでこのパイプを引き上げ、洗い場へと運ばれて土砂は洗浄されます。
ディガーで削り取る際に見つけられなかった原石が、この土砂の中から運が良ければ見つかることもあるので、少しの土砂も無駄にはできません。
このディガーとボガー、どちらも排気ガスを出さない電気で動く優れものです。
でも、壁にコンセントがあるわけでは、もちろんありません。
ということはその電気は、
地上に置かれたこれ、発電機で自家製!
この写真のものは、故障して修理中のものですが、同じような機械が、地上では唸りをあげ、排気ガスを噴き出して、フル稼働しています。
こんな機械のなかった時代に思いをはせると呆然となりますが、機械を使っても決して楽な作業ではアリマセン。
そして見事当たりがあると、
こんなブラックオパールを皆さんにお届けすることができるということになります。
こんな苦労の結晶を、本日出品しました!
ライトニングリッジ産クリスタルオパール、ブラックオパール、そして、ウイントン産ボルダーオパールのルースを計14点!!
個性的なオパールたち、是非ご覧ください!
道交法も白バイもない、アウトバックのクルマ、、、走ればOK!!
また今年もやってきました、10月が。
そうオパールの月です。
毎年この時期は鉱山めぐりをしていることが多いんですが、今年ももうすぐ出発です。
どこも同じような赤茶けた土地を走り回ります。
「ひょっとしたら出会えるんじゃないか」
「もう少し足を延ばせば、待っているんじゃないか」
こんな艶っぽいのを求めて。
さてさて、どうなりますか?
ライトニングリッジ唯一のスーパー、今回もお世話になります。。。
青空のゴールドコーストです。