今日はオーストラリアのことをお話していきましょう。
日本ではマンションの耐震強度に関する偽装事件でたいへんですよね。本当にそんなマンションを購入してしまった方々には同情します。この事件を最初に聞いた時、オーストラリアではどうなんだろう?という疑問がわいてきました。
ゴールドコーストにいらした事のある方は憶えていらっしゃるでしょう。そうでない方も、ゴールドコーストの美しいビーチ沿いに建つ高層のホテルやアパートの写真は見た事があると思います。
本当に細くて、今にも折れてしまいそうなビルがたくさん建っています。数十年も前から、こうした高層建築群がゴールドコーストのひとつの顔だったのですが、こうした建物は耐震構造はどうなのでしょうか?
オーストラリアはもともと地震のとても少ない、というかほとんど無い国です。10年以上も前に震度5程度の地震がNew Castleという街で発生し、大きな被害がありましたが、それ以外に地震のことを聞いた事がありません。当然日本人のようには地震慣れしていません。
オーストラリア人が日本に行って地震にあうと、それこそ震度2程度の、われわれなら気にもしないようなゆれに真っ青になります。
そういう国ですので、きっと日本のような耐震性を重視した設計は少なくとも日本ほどは厳しくないのではないでしょうか。
ゴールドコーストは今、建設ラッシュです。次々と新しい高層マンションやアパートが建設されています。
完成したばかりの高層マンションに『Q1』というのがあります。地上80階建ての世界一高い高層住宅だそうです。こういった最近の新しいものはもちろん充分な耐震、そして台風(風)対策がなされていますが、あまり私はここに住みたいとは思いません。
高すぎ(位置もお値段も)。
皆さんはどうでしょうか?この『Q1』、ホリデー用のコンドミニアムとしても利用できるようですので、試してみてはいかがでしょうか。
今日は少し雨がパラつく曇り空のゴールドコーストです。