2ヶ月ほど前に事故にあってしまいました。
日曜日の午後7時半くらいでした。
停車中の車列の最後尾に止まっていたところを、後ろから追突されてしまったのです。
急ブレーキの音が後ろから聞こえたとたん、結構な衝撃を感じました。
幸いハンドブレーキを引いてあったので、そのまま前の車に衝突することはなかったのですが、おそらくかなりのスピードで衝突されたらしく、予想もしなかったことに何が起こったのかしばしの茫然自失状態。
車を降りて見ると、後部の左側が大きく破損していました。
衝突してきた車は15mほど先に停車し、若い、おそらく20代前半の男性が降りてこちらへ歩いてきます。
まず彼に聞いたのは、何でそんなにスピードを出していたのか。
衝撃と破損状態を見ると、どう考えてもかなりのスピードで突っ込んできたとしか思えなかったのです。
その若いドライバーはしきりに『Sorry』を繰り返すばかり。
車を脇に寄せ、まずは相手の免許証を預かり、詳細をメモに書き留めたところで、警察に連絡しようとした時、事故を見ていた一人の中年の男性が近寄ってきました。
『事故の状況は全部見ていたから目撃者になってあげる。』と名前と連絡先を教えてくれたのです。
その方(仮にSさんとします)は、たまたまメルボルンからホリデーに来ていた人でした。
そこでSさんがこっそりささやきました。
『彼(追突してきたドライバー)は酔っ払ってるから、警察には連絡しない方が良いよ。』
確かに若いドライバーを見ると、ちょっとふらふらしている。そして、そばに寄ると明らかに酒臭い。
Sさん曰く『警察に連絡して彼が酒酔い運転ということになると、彼の保険がきかないから。』。
つまり彼の入っている保険会社に事故の損害を請求できなくなる、そんな話でした。
日本での場合は、ご存知のとおり、保険請求のために警察の事故証明が必用だったと思います。そんなことが頭にあったので、ちょっと戸惑ったのですが、Sさんの言うことに間違いないような気がして、警察に連絡するのはやめました。
結局、レッカー車がすぐにやってきて、そのレッカー屋の人が双方の詳細、保険会社等々を記録し、車をその場で引き渡しました。
その後、いろいろな人に話を聞いてみると、
オーストラリアは当て逃げが多く、今回は逃げられなくてラッキー(?)だったこと。
相手方ドライバーが保険に入っていたのもラッキー(?)だったこと。
保険に入っていないと、あるいはSさんがアドバイスしてくれたように、酒酔い運転での事故で保険をキャンセルされると、損害を請求してもすべて支払ってくれるとは限らないということ。
保険がきかない状況での損害賠償請求は、裁判を起して長い年月を掛けて争わなければならないこと。
Sさんのアドバイスに従って良かった、ということになります。
もしオーストラリアで事故にあってしまったときには、どうぞご注意を。
昨日、修理の終わった車が戻ってきたのですが、キズや汚れが納得できず、もう一度、工場にに戻したところです。
修理期間の長さも、こうした細かいところの不備もオーストラリア流。
あまりいらいらせず、のんびり考えていきます。
今日のゴールドコーストは、雲ひとつない青空、快晴です。
こんばんは。シドニーにすんで9年ほどになります。実はうちも事故をおこして・・・かなりへこんでます。相手が飛び出してきてフロントをやられました。今、車がなくて困っているので代車を要求したのですが、まだきません。わたしものんびり考えられたらな~。
きりきりしてます。
> Asakoさま
「のんびり、のんびり」
それしかありません。
でも、
お気持ちわかりますよ。
一日も早い解決を、お祈りしています。