とうとうやりました。
5月1日にお伝えしたタスマニアの金鉱山落盤事故。
1人の方が亡くなってしまいましたが、2人が生きていることが確認され、すぐにでも救出される予定、とご紹介したのですが、実はそんなに簡単には事は進まなかったのです。
誰もが思っていたよりも救出は難航し、彼らが地上に出てこれたのは、昨日、そう14日後の昨日でした。
あらたな落盤の危険性があったため、閉じ込められている場所まで新しい縦穴を掘り、そこから横に掘り進んでいく、という遠回りをしなければいけない状況。
あと残り1メートル60センチというところで、予想外の堅い岩盤にあたってしまい、爆薬などを使用できる状況にないため、少しずつ少しずつ掘り進んでいった結果の救助劇でした。
3人の鉱夫たちが3交代制で、止まることなく続けられたこの快挙。
救出されるまでの間には、悲観的な報道もされ、あきらめムードもどこかにはあったのではないでしょうか。
この2週間、オーストラリア中のメディアがこの小さな街に押し寄せ、報道合戦を繰り広げていました。
オーストラリアでも有名なベテランジャーナリストが取材中に心不全で亡くなったり、各メディアの過度な取材態勢が非難されるなんてこともありました。
あるTV局の女性アナウンサーは、専属のメイクアップ用キャラバンを持参している、なんてどうでも良いゴシップまがいのことまで新聞記事として報道される始末。
どこの世界でも変わらない、メディアの無神経な態度もちょっぴり鼻についた2週間でした。
写真はまさに2人が救出され、地上に現われたその時です。
2週間も閉じ込められていたわりには、たいへん元気な様子で、このすぐ後には出迎えた家族と抱き合う姿がとても感動的でした。
今日はとてもHappyなお知らせでした。
いつもどおり快晴のゴールドコーストです。