オーストラリアでは国勢調査の時期がやってきます。
日本の約22倍の土地に、2千万人ほどの人々が暮らすオーストラリア。
5年に一度、日本の国勢調査にあたる調査が行われます。
もちろん人口を把握するのが大きな目的ですが、調査票には先祖の出身国、宗教、収入、学歴等などから、仕事場までの通勤方法やインターネット利用の有無まで、様々な項目が設けられています。
国内はもとより、海外への移動、移住の多いこの国だけに、国民の実態を把握するのは国にとっても大切なことなのでしょう。
そこで思い出したのが今日ご紹介する写真の場所。
ブラックオパールの産地ライトニングリッジです。
『ようこそ~町へ。人口....人』なんて看板を、日本でも地方の町や都市に見かけることありますよね。
同じようにオーストラリアでも町の入口にこうした看板が立っています。
でも、ライトニングリッジでは人々の出入りがあまりにも激しいため、“Population(人口) ?”。
オパール採掘から始まったこの町の歴史。
採掘にかかわっている多くの人がいました。
ですが、オパール採掘量の減少でこの町を出てしまう人が多くなってきています。
今後、あらたな鉱区が見つかり、再び活気を取り戻さない限り、唯一のブラックオパール産地として有名なこの町は、歴史上の存在に、“人口 0人”なんてことにもなりかねません。
今日は曇り空のゴールドコーストです。
[lightning ridge]→[稲妻峰] と翻訳ソフトでは訳されていました。別々に単語を辞書を引くとそうなりますね。ブラックオパールの坑夫で卸売り業者の方たちが住んでいるようですが‘町’というイメージがなくて、想像もつきません。
K-ABEさま
Lightning Ridgeという町名の由来は、その昔、その一帯の、文字通り峰(尾根)に雷が落ちて多くの羊が死んでしまった、そんな事件から来ているそうです。
おっしゃるとおり“町”というより“村”というイメージなのですが、村(Village)というと地元の人間が怒るので、あえて町とさせていただきました。
ご解答ありがとうございます。
そんな事件が町(村)の名前の由来だったとは驚きです!