はたして石油は枯渇してしまうのか?
そんなお話です。
石油に依存しすぎている現在の社会。
今後、どうなっていくのか?
そんなテレビ番組を見ました。
ガソリンの値段が高騰している中で、今後の展望について学者や採掘企業をインタビューしたものでした。
結論を先に言ってしまうと、ある学者は石油が枯渇してしまうのはもう目の前、現在の生活環境や、石油製品に依存した社会基盤を早急に変えていかないと18世紀の生活に逆戻りしてしまう、という危機的な予想でした。
一方の採掘業者は、世界中にまだ見つかっていない大規模な油田がたくさん在るはずであり、今後、数百年は石油が枯渇してしまうことはない、と言い切っていました。
私には採掘業者の意見が少々楽天的過ぎるように聞こえました。
でも、憶えている方もいらっしゃるでしょう。1970年代の日本で起きた、一連のオイルショックと呼ばれた出来事を。
ガソリンが10リットルまでしか入れてもらえず父親が困っていた様子や、トイレットペーパーを買いに母親に連れて行かれたこと、そして、テレビの放送時間が制限されたり、ネオンサインの点灯規制があったこと。
まだ、小学生だった私なりにちょっと心配になった出来事でした。
その当時も、石油はあと20年で枯渇してしまう、いやいやまだまだ大丈夫、等などの議論が盛んに報道されていました。
ですが、石油は今でも採掘され続けています。
確かに永久に続くものではないし、早いうちに対策を立てなければいけないのでしょうけれど、あまり焦って行動しすぎるのもどうかと思います。
ひょっとして採掘業者が危機感をあおっているんじゃないか、なんて声も聞こえてきます。
オーストラリアは90年代まで、使用する石油すべてを国内の生産でまかなっていましたが、現在は40%以上を輸入に頼っています。
このあいだまで70セント前後だったガソリンの価格が、今や1ドル30セント程度。
オーストラリアの産業に与える影響は重大です。
同じことがオパールにも言えるかもしれません。
ほとんど採掘されつくしたとされるブラックオパールだって、新しい鉱脈の発見でより身近なものになるかもしれませんし、逆にポピュラーなホワイトオパールが枯渇して希少になるかもしれません。
誰にもわかることではありません。
ひとつだけ言えることは、すべて自然が気の遠くなるような年月をかけて創り上げたもの。簡単に補充はできないということだけです。
そんな地球の宝を、
今週は雨続き。
少し季節が戻ってしまったようなゴールドコーストです。
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