今日はこんなオパールをご紹介します。
宝石や鉱物を埋め込んでやった装飾品をインレイと呼びます。
古代エジプトの時代から、アメリカインディアン、そして日本の象嵌(ぞうがん)と、昔から世界中で親しまれてきた装飾品です。
金やシルバーなどの素材に、宝石等のチップを埋め込み、磨き上げるため、出来上がりは凹凸の少ない、普段使いしやすいものに仕上がります。
古くからオパールでもこうしたインレイは作られてきました。
ネットオークションサイトをのぞいていただくと、本当に多くのインレイオパールが出品されています。
これまで、私たちはこのインレイを取り扱っていませんでした。
どうしても品質に疑問が残るのと、宝石屋としての妙な“プライド”でしょうか。
これまでにもご要望をいただいたことはあったのですが、やはり自信をもってご紹介するものが無かった。
ですが、やっと『これなら!』というものにめぐり合い、皆さんにもご紹介することができるようになりました。
普通、インレイに使用するオパールは、南オーストラリア産のホワイト系が多いのですが、今回ご紹介するのはすべてライトニングリッジ産オパールです。
やはりその色合いの強さと遊色は段違い。
もちろん宝石的価値は一個石(ルース)とは比べ物にはなりませんが、お手軽なお値段でオパールの色合いを楽しんでいただけるという点では価値のあるものです。
貴重なライトニングリッジ産のオパール。
少しも無駄に出来ません。
その色合いをお楽しみください。
今日は爽やかな陽気のゴールドコーストです。