一歩街を出ると、こんなサインが目につきます。
オーストラリアはこれから夏を向かえ、ブッシュファイヤー(Bushfire 山火事)の発生する季節になります。
乾燥している土地柄、自然発生的に火があがり、森や草原を焼き尽くしていきます。
もちろん、人間の住む家屋も例外ではありません。
誰もがあこがれる静かな住環境。
でも、ブッシュファイヤーの発生とともにその静けさも失われてしまいます。
人為的な火事もあるそうですが、やはりほとんどは自然のなせるいたずら。
はるか昔から繰り返してきた、自然の営みのひとつです。
そこで登場するのが写真のようなサイン。
その地域がどれくらい乾燥しているか。
ブッシュファイヤーの危険性がどれくらいあるかを示したサインです。
山間部に行くと、針が“HIGH”より下のランクになっているのをここ最近では見たことがありません。
慢性的な雨不足、水不足がブッシュファイヤーを夏だけのものではなくしつつあるようです。
いったん始ると、多くの消防士やボランティアーの消防団が消火活動にあたり、近隣の家々ではホースで水をかける住人も頑張りますが、所詮“焼け石に水”状態。
風がおさまるように、雨が降るように、それこそ神頼みの場合が多いようです。
もちろん森に住む動物たちも何も無しではすみません。
多くの野生が失われていきます。
ここゴールドコーストの近辺でもブッシュファイヤーの爪あとはいたるところで見ることができます。
真っ黒に焼け焦げた木々。
独特のにおい。
でも、一年、いや半年もすると、その焼け焦げた木から新しい緑がのびているのを見て、生命力の強さをも感じられる、そんな風景でもあります。
今日も青空のゴールドコーストです。