一昨日のニュースはオーストラリアを悲しませるものでした。
“クロコダイルハンター”こと Steve Irwinの突然の訃報に、オーストラリアの多くの人が驚きを隠せませんでした。
日本ではあまり知られていない人かもしれませんが、地元オーストラリアやアメリカではそのキャラクターがとても人気を呼んでいました。
もともと父親の経営していた動物園“Australia Zoo”を継いだ彼は、90年代のテレビ番組“Crocodile Hunter”で一躍人気者になりました。
当時、テレビでこの番組をはじめて見た時のことを今でも憶えています。
彼独特の真剣な口調と、ワニに向かって全身で体当たりしていく姿のミスマッチがとても可笑しく、いったいこの人は何だろう??と思ったこと。
この番組の成功で、動物園経営も順調となり、その後、映画版“Crocodile Hunter”も製作され、アメリカ等でも有名人となりました。
実際、映画の公開後、アメリカからの観光客が増えるほど、オーストラリア観光業に貢献したようです。
動物園の経営者としてだけでなく、自然保護の活動家でもあり、ドキュメンタリー番組の製作者、エンターテイナーとして、まさに活躍の絶頂期を迎えているようだった彼。
グレートバリアリーフでの撮影中、アカエイの針が心臓に刺さり即死の状態だったそうです。
自然や動物たちを愛してやまなかった彼が、野生の力で亡くなってしまったことに不思議な運命を感じずにはいられません。
彼の動物園のあるクイーンズランド州では、州葬として彼を送ること、そして彼の名前を国定公園につけることを提案しています。
44歳。
あまりにも突然なニュース。
ご冥福をお祈りします。
今朝方も雨が降り、ここのところとても不安定な天気のゴールドコーストです。