もうすぐ12月。今年のライトニングリッジを振り返ってみました。
昨年末から今年の初めにかけて、新しい鉱区の話題で持ちきりだったライトニングリッジ。
誰もが期待し、ブラックオパール豊作の年になるはずだった2006年。
クリスマスイルミネーションがちらほら見られる今、振り返ってみると見事にその期待は裏切られたようです。
これまでになく採掘量が少なかった今年のライトニングリッジ。
例年であれば、まだ採掘が続いている時期なのですが、今年はもうやめてしまった鉱夫が多いようです。
これから暑くなり、鉱夫たちにとってのホリデーシーズンになります。
ホリデーとはいっても、芳しくない採掘の現状を考え、来年以降に不安を残したままでは、良い休みはとれないかもしれません。
ここまで採掘量が減少し、手に入れられる素材(原石)が減ってくると、やはりこれからが不安になってきます。
やっとブラックオパールという類まれな美しさを持つ宝石に気がついた多くの国々へマーケットは広がっている時期だけに、、、
市場価格の上昇は避けられないかもしれません。
来年、2007年が豊作の年になりますように。
今日も快晴のゴールドコーストです。
以前、このブログで紹介いただいた映画「ポビーとディンガン」を先日ようやく鑑賞することができました。しまいこんでいたスクリーンとプロジェクターでにわかシアターを設置し、友人も呼んで、とても楽しい鑑賞会になりました。映画をとても気に入ったので、その後、専門学校で担当する英語のクラス内で異文化理解の一環(名目?!)として上映しました。19~20才ぐらいの若者にこの映画がどのようにとらえられるだろうと、思いつつ。。。結果は、思った以上に好評でした。上映後、簡単な感想文を書いてもらったのですが、多くの生徒たちにとって「信じること」の大切さがとても心に響いたようです。4クラスで見せましたので、私は、最終的に合計5回この映画を観たことになるのですが、観るたびに毎回新しい発見があり、まったく退屈しませんでした。それどころか、後になればなるほど、いろんなシーンで涙がでる始末。。。あらためて、すばらしい映画を紹介いただいたことに感謝します。この映画の中でオパールの採掘の様子を見たこともあり、今日のブログの内容が、人事に思えませんでした。どうぞ、2007年には、多くの人のOpal Dream がかないますように!
Mikiさま
本当に私もそう願っております。この業界には、“自分だけ良ければ、、”なんて人もおりますが、採掘にかかわる者、研磨にかかわる者、そして流通にかかわる者、すべての人がHappyでなければこれから成り立っていかないと自分では考えています。鉱夫たちの苦労もわかり、私たちの立場も彼らに理解してもらえるような関係を、これからも築いていこうと思います。