朝のウオーキングで見つけたひとコマです。
だんだん気温も上がり、夏を迎えるオーストラリア。
今年は例年にない旱魃の影響もあってか、山火事のニュースが絶えません。
今も燃え盛っているNSW州の山火事に、他州から消防士たちが応援に駆けつけ、消火活動に、まさに命がけで尽力しています。
これまでのところ、ゴールドコースト周辺では大きな被害はないようですが、これから夏本番、注意が必要です。
昨年、焼けてしまったいつものウオーキングコースの一角。
木々も地面も今だ黒ずんだままですが、そんな場所にも草が生えそろい始めています。
そんな黒く焼けてしまった地面から伸上がった草に、ポツンとひとつの蝉の抜け殻が。
蝉は地中で何年も幼虫として過ごし、羽化して成虫になった後は1週間ほどではかなくなっていく、と聞いたことがあります。
すると、この写真の蝉君。
業火に焼かれる山火事も、水不足を引き起こした旱魃も、猛烈な雷を伴った昨年の嵐も、すべてを耐えてきたのか、あるいはそんな上の出来事など気付かずにいることができたのか?
あらためて自然の驚異を感じた、そんな出会いでした。
今日は心地よい陽気のゴールドコーストです。