メルボルン郊外の山火事が大変なことになっています。
まるで噴火か、あるいは爆弾でも爆発したような猛烈な煙、そして水蒸気雲。
ここ1週間、お隣の州や、はてはニュージーランドの消防士までもが応援に駆けつけ、消火活動に命をかけているにもかかわらず、勢いはあまり治まる気配はないよう。
やはり自然の助けが必要なのだとか。
少しでも天候が崩れ、雨が降れば、せめて気温が下がれば、それだけ消火は容易になるはず。
ここ10日間くらいのゴールドコーストは雨が降ったり、雲がどんより覆いかぶさっている、そんな天気が続いていたのに、この国の広さをあらためて実感。
この山火事、Google Earth でも見られるくらいだそうです。
山火事自体もほっとけませんが、このGoogle Earthをはじめ、技術の進歩には驚かされます。
過去20~30年のコンピューター関連の移り変わりといったら、本当に来年どうなるかまったく予想できない、というくらい急速に変わってきました。
こうして世界中の人とネットを介してコミュニケーションがとれる時代が来るとは。。。
オーストラリアに暮らし始めた頃はインターネットなんて言葉すらなく、ましてや自分でコンピューターなど持っているわけもなく、日本の情報を入手するには観光にやってくる人から話を聞くくらい。
“東京湾に海老の大群が押し寄せた!!”。
“東京が大地震で壊滅状態!!!”。
なんてその頃暮らしていた街のラジオで誤報が流れたことがありました。
その情報を確かめるすべはなく、急いで横浜の実家に電話をした事を、その時の焦りとともに、よく憶えています。
どんどん世の中が便利になり、世界が狭くなってくる今の時代。
来年あたり、オーストラリア―日本間を瞬時に、いやいや贅沢は言いません、せめて3時間で行き来できるような方法が現われないでしょうか。
もうすぐ日本へ出張。
すでに飛行機の中での8時間あまりを考えて、ぐったりしている私です。
あつ~い雲が居座っているゴールドコーストです。