日本では不二家が大きな問題になっているようですが、経過がどうであれ、顧客の姿、実際に商品を食べたり利用するお客さまの姿が、社員や経営者の頭の中には見えなくなっていたのではないでしょうか?
かつての雪印の問題で、こうした企業の経営者たちは何も学習しては来なかったのでしょうか?
たとえ1万個に1個の割合であろうと、それより少ない割合であろうと、問題が発生した時、その問題にどのように向き合っていくか。その姿勢が真剣でなければ、問題は拡大し、いつのまにか企業の存在を揺るがすほどの規模になってしまう。
隠せるものは隠す、という旧態依然とした姿勢を今でも持ち続ける企業は、自然と消費者も離れていってしまう、そんな時代なのかもしれません。
工場で働いていた人たち、少なくとも今回の問題を故意に見逃していた人たちは、そうして売られていったお菓子を自分の子供や家族に食べさせようと思っていたのでしょうか?
是非聞いてみたいと思います。
日本企業のこうした不祥事を耳にすると、何か日本という国が間違った方向へ向かっているような気がしてなりません。
三菱のトラックの問題。パロマの問題。耐震偽装。
オーストラリア人にとり「Made In Japan」 = 「性能が良い。間違いない。」ということ。
アメリカにしろヨーロッパ、そしてその他の国にしろ、やはり日本製品は同じイメージを持って見られていると思います。
私の友人は、どんなものでも「Made In Japan」の表示があれば安心して購入できる、と言い切ってくれる人もいます。
そんな日本製品の評判を壊してしまわないよう、海外で暮らす我々日本人が恥ずかしい思いをしなくて済むようにして欲しいと思います。
「ミルキー」、「ルックチョコ」、「ネクター」などなど、誰にでも思い出のある商品の数々。
そうした思い出を壊さないよう、ガンバレ不二家!!
常にご利用いただく方々の喜びや不安を、感じていられる自分でありたいと切に思うこの頃です。
今日も快晴。暑さ100%のゴールドコーストです。