オーストラリアが誇る世界最大のサンゴ礁『Great Barrier Reef』。
20年以内にこの国の宝が消滅してしまうというレポートが、やっと本気にさせたようです。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が発表した今回のレポート。
地球温暖化の影響により、今後20年以内にグレートバリアリーフのサンゴが死滅してしまうとい、たいへんショッキングなものでした。
サンゴと聞くと、多くの方は南の海で育つ、暖かい海に育つ、というイメージが先行するかもしれません。ですが、サンゴはとても水温の変化に敏感で、水温が低すぎても高すぎても生きていけない繊細な生物なのです。
その生息可能水温の幅はほんの2~3度。
すでに海水温の上昇でギリギリにきてしまっているところを、今後20年間の1~2度の水温上昇が致命的な結果をもたらすようなのです。
そこで政府はあわてだしました。
京都議定書も批准しなかったオーストラリアが、やっと本気になって取り組む姿勢を見せ始めたようです。
ここで一気に対策を講じていかないことには、単にグレートバリアリーフの問題だけではなく、やはり世界中で様々な影響が出てくるのでしょう。
今から20年後、30年後。
はたしてグレートバリアリーフには、あるいは沖縄にはサンゴが残っているのでしょうか?
問題があまりに大きすぎて、私自身も何をやっていけばよいのかわかりません。
また、どこかに、自分ひとりが何かしても他が何もしなければしょうがないから、とりあえず何にもしないでおこう。
そんな気持ちがあることも否定できません。
まずは皆が問題を認識、それも身近に認識することが大切なのでしょう。
先の世代にも、こんな美しい風景を見せてあげられるように。
またまた快晴のゴールドコーストです。