今日はオーストラリアの命名法をご紹介します。
命名法といっても子供の名前じゃなく、お店や会社の名前、企業名についてです。
オーストラリアの会社、と言うか、おそらく英語圏の国ならではの命名法なのでしょうが、日本だったら一昔前の感覚のような、可笑しくもあり、ちょっと首をかしげて「ん~ッ」と目をそらしてしまうような、そんな店名や社名が結構あります。
まずは上のロゴの会社。
電気製品を販売しているディスカウントチェーン店、日本で言えば「ヤマダ電機」的な存在でしょうか。
その名も「Good Guys」。
「いいヤツラ電気店」。。。。
無理やり日本語にするとそんな感じ。ちょっと入るのためらっちゃうようなお店に。
明治以前の「正直屋」とか「真心堂(これは今でもあるかも)」のような響きなのでしょう。
次はこちら。
ちょっと不気味な姿をした人形。でも立派なこの会社のトレードマークです。
「Crezy John’s」という大手の携帯販売チェーン店。
創業者の名前がJohnさんで、「頭がおかしいんじゃないか、と疑われるくらい安い」という意味合いがこもっている(と思う)店名とこのキャラクター。
直訳すれば「キ○ガイ・ジョンの店」。
こんな会社名、日本なら絶対許可されませんよね。
こんなちょっと変わった名前の会社ですが、事業の方は大成功。
オーナーのJohnさんは、今や有名な大金持ち。
そんなオーストラリアの企業名でやはり多いのは、創業者の名前を冠したもの。
ホンダや松下も創業者名ですが、こちらでは苗字だけでなくフルネームがついていることが多く、このあたりは日本との文化の違いを感じます。
他には、提供するサービスや品物の質を訴える「First Class ・・・(ファーストクラス)」や「Five Star ・・・(五つ星)」を冠したもの、また価格の安さを訴える「Discount ・・・(値引き)」や「Cheap ・・・(安い)」などを頭につけた名前も目立ちます。
ちょっとひねった名前のこんな企業もあります。
「Help Me Computer Services(助けて!コンピューターサービス)」・・・パソコンの修理屋さん。
「Renew You(あなたを新しく)」・・・美容整形。
そしてこんな直球な名前も。
「Mr Rentals (賃貸屋)」・・・もちろんレンタル(電気製品などの)屋さん。
みんないろいろ考えるもんです。
ちなみに弊社名を Gemstory とした理由は、「Gem(宝石)それぞれが持っている Story(物語)をご紹介する」 、そんな単純な発想でした。
今日も快晴のゴールドコーストです。