交差点や横断歩道の道端に備え付けられたこれ。
日本のよりは大きめですが、押しボタン式信号機のボタンです。
元々信号なんてたいして気にしていないオーストラリア人。
赤だろうが、車が来ようが、隙を見てスタスタ道を渡っていきます。
道路の真ん中に取り残されてしまった、ちょっと恰幅の良い、あんまり運動神経とは縁がなさそうな、そんな親子を良く見ます。
親に連れられて子供の頃から横断歩道なんか無視して道を渡っていれば、当然そのまんま大人になるわけで、もうこれは国民性と言っても良いのかもしれません。
そんなオーストラリア人にはまったく関係ないこのボタンですが、もちろんこのボタンを押して信号が青になるのを待っている、礼儀正しい(?)、几帳面な人もいます。
かく言う私も一応は一押しして、信号を待つほうですが、その時いつも思うことが、、、、、
ちゃんと信号機と繋がっているんだろうか?
押してもまったく信号が青になってくれない時もあれば、逆に押さずとも青になる時も。
どうせオーストラリアのことだからただの飾りなんでは?
そんなふうに思うことしばしばです。
以前、ある知り合い(オーストラリア人)がこんなこと言ってました。
「できるだけたくさん押した方が早く青になるんだよ!!」
彼はそう思っているようで、自分でもまるでキツツキのようにボタンを連打していました。
横断しようとする歩行者が多くなると、それにあわせて青になる。
つまりその歩行者たち皆がボタンを押すことで、何人くらい信号を待っているのか、信号機が判断するそうです。
と言うことは、たとえ待っているのが自分ひとりでも、たくさんボタンを押してやれば信号機をだませる、それが彼の持論です。
彼の持論が正しいのかどうかは定かではありませんが、街を歩いていると聞こえてきます、「カンカンカンカン・・・・・・」という連続音が。
彼と同じ意見を持っている人がたくさんいるんだな、と妙に感心したり、ほくそ笑んだり。
今日もゴールドコーストの青空には、信号キツツキの音が鳴り響いています。
ちなみにオーストラリアでは、青信号で“通りゃんせ”は流れません。。。
明日から日本へ出張です。更新ものんびりになるかもしれません。お許しを。
3ヶ月ぶりの日本。
お風呂、食べ物、コンビニ。。。
楽しみ、クッ。
朝方の怪しい雲はキレイさっぱり。青空広がるゴールドコーストです。