突然ですが、“馬乗り”って知ってますか?
跳び箱のように馬になった人間を飛んでいく“馬とび”じゃないですよ。
地方によっては“馬とび”とも呼ぶようですが、跳び箱的な遊びとは違います。
5、6人ずつ2チームに別れ、攻撃、防御に分かれて戦う、とってもエキサイティングな遊びです。
まず防御側チームの一人が、壁や柱を背に立ち、次の人間がその足の間に頭を入れて馬を作ります。
その馬の後ろからまた、頭を入れ馬を作る、、、ということを繰り返して馬がつながった状態にするわけです。
攻撃側は、この馬に向かって助走をつけ、跳び箱のように一旦手を突いてから、その連なった馬に飛び乗っていきます。
攻撃側チーム全員が馬に飛び乗り、防御側の立ちんぼ(壁を背に立っている役)が10を数える間、馬を崩すことができれば攻撃側の勝ち、逆にひとりでも落ちれば防御側の勝ち、勝った方が次の攻撃側になる、そんな単純な遊びです。
攻撃、防御それぞれのチームが作戦を練り、いかに馬を崩すか、相手を振り落とすかにいろいろな技を使っていきます。
まず攻撃側は、防御側チームの一番弱い馬をターゲットにして、その人間目掛けて飛び乗る、というかできるだけダメージを与えるために全体重をかけてその弱い馬に落下、乗った後もゆすったり、暴れたり、何とか馬を潰そうとします。
防御側は、助走をつけて飛び乗ってくる人間を振り落とそうと、手をついた瞬間にいっせいにかがんでみたり、横に移動してみたり、いろいろ策を凝らす。
小学生も高学年になると、この単純な遊びもずいぶん過激になり、乗っている馬を足でけったり、わざわざ馬の列の横から飛び乗って揺さぶったりと、ちょっと格闘技的な要素が加味され、少々危険な雰囲気も。
実際、毎回鼻血など当たり前。
馬に乗り損なって顔から落下、前歯折ったり、頭から出血したり、怪我が絶えない遊びになってました。
この年齢になると、身体の大きさにずいぶん個人差があって、成長の遅めだった私などはよくターゲットにされたものでした。
そのうちあまりにけが人が続出したため、学校が禁止令を出し、“馬乗り”ブームも自然に収束していったように覚えています。
1970年代に小学校生活を送っていた私ですが、この“馬乗り”という遊びの体験を持っている人にあまり会ったことがなく、あのブームは極々地域的なものだったのかもしれません。
馬になっている時、攻撃側が助走してくる音が聞こえる、あの感じ(ドキドキとちょっとの恐怖心)。
日頃の恨みをはらすように、いじめっ子をターゲットにして一致団結した攻撃のワクワク感。
懐かしい~な。
今の小学生たちはあんな危険な遊びやらない、いややらせてもらえないんだろうな。
ちょっとかわいそう。
昨日、当時の光景が夢に現われ、妙に懐かしくなって書いてしまいました。
まったくオパールにもオーストラリアにも関係ない記事、お許しください。
※今日の画像はこちらからお借りして来ました。
我々の頃は女の子の遊びじゃなかったな。
今日は雨混じりのゴールドコーストです。
私も70年代に小学生でした。
高学年になった頃 この
馬乗り やりましたね。。
ほんま みんなエキサイトして(笑)
あと 宝踏みって 遊びも
よく しましたね。