街角にポツンと放置されたコレ。
無いと困るくせに、使ったら使いっぱなし。
これもまた、ありふれたオーストラリアの風景です。
画像が小さくてわかり難かったかもしれませんね。
寂しげに捨てられていたのは、、、コレ。
スーパーマーケットのトローリー(買い物カゴ)。
日本のスーパーでも普通に見かけるようになってきましたが、オーストラリアで使われているのはサイズも大きい“ヘビーデューティ”仕様。
1週間の買いだめなんて当たり前のオーストラリア。
こんな大きなサイズのトローリーでも足りなそうな、そんな(まさしく)ビッグな家族の買い物風景もよく見かけます。
普通、このトローリーに会計が終わった買い物を積んで、ゴロゴロ、車の停めてある駐車場まで押していくんですが、その後が問題。
買った物を車に積み込んだら、常識のある人たちは、使い終わったトローリーを専用の置き場(Trolley Bay)にちゃんと戻します。
ですが、そこはオーストラリア。
自分の車が走るのに邪魔にならなきゃ、他はどうでも良いと考える人も。
駐車場の隅に置いていくのならまだしも、堂々と駐車スペースの真ん中に放置していく人、道路にそのまま放置していく人、さまざま。
また、車で買い物に来ていない場合なんて、このトローリーに荷物を載せて、そのスーパーの敷地をも越えて、はるか自分の家まで押して行っちゃう人もいます。
当然、そんな人たちは自宅に着いたらトローリーは不要、そこらへんの道端にそのまま放置。
あたりにまったくスーパーなんてないようなところにも、こうした放置トローリーがあって驚かされることもあります。
道端だけではありません、川に捨てられているもの、池に沈んでるもの、ちょっとした坂道をトローリーがコロコロ転がっていく、そんな光景を目にすることもあります。
もちろん危険!
トローリーが原因で事故が起きたり、子供たちがコレに乗って遊んでいたり、なにしろ道端に置きっぱなしにされているなんて美しくありません。
もうコレは公害。
スーパー側もこうした放置トローリーには頭を悩ませ、有料にし、使い終わって戻した時にお金が返金されるようにしたりするところもあります。
ですが、ほとんど大手のスーパーは、街中に放置されたトローリーを回収して廻る専門の業者に依頼することで対応しているようです。
オーストラリア、特にゴールドコーストはそうした公共心の低い、イヤイヤまったく無い人が多いような気がします。
自分さえ良ければ。
そんな利己的な考え方。
あんまり好きじゃないオーストラリアのこれも習慣(?)です。
皆がちゃんと片付けるようになれば、スーパーも回収にかかる経費を削減でき、その分商品のお値段も安く出来るような気がするんですが???
目先のことしか考えない、そんなオーストラリア人の気質なのでしょうか?
もちろんちゃんとした人の方が多いのは間違いありません。
でもこういうことって、ほんの一部の人の行為が目立っちゃうんですよね。
今日はどんより、曇り空のゴールドコーストです。