オーストラリアのような多民族国家、移民国家に暮らしていると良く耳にするのが、、、
「あいつは~人だから。。。」なんてフレーズです。
日本であればさしずめ「アノ人は大阪出身だから」とか、「北海道生まれだから」なんてことになるんでしょうが、こちらでは大雑把になんとか人、そんなふうになってしまいます。
特に差別をしているとか、さげすんでいるわけではない場合が多いのですが、その言葉を口にした人がそれまでに接してきた~人のイメージが、その国出身の人、全てのイメージになってしまっているような。
確かに国それぞれ、民族それぞれの共通する習慣やしぐさがあり、そのことを指摘するすることに大きな間違いはないのかもしれません。
でも、日本人であろうと中国人であろうと~人であろうと、いろいろな人がいるのは当たり前。
今回、新しい場所に店舗を移転することを決めたひとつの原因は、たまたまちょうど良い物件が、ちょうど良いタイミングで見つかったから。
契約も引越しも完了した後日、新しく借りた物件を管理している不動産屋からこんな話が。
「実はこの物件(私たちが移った新しい店のこと)には、君たちより前にずいぶん引き合いがあったんだよ。」
ただせさえ物件の少ないサーファーズ・パラダイスで、メイン通りに面したこの物件は人気があったでしょう。
じゃ、なぜ私たちの前に、その人たちに貸さなかったの、と聞くと。。。
「この物件のオーナーが、~人と~人には貸したくないと言っているから。」
どうやら引き合いは、すでにお店をサーファーズ・パラダイスで営業しているアジア系、そして中東系の人からのようでした。
それ以上、深いわけや理由は聞きませんでしたが、この物件のオーナーはその~人と~人に相当悪い思い出、経験、があるんでしょう。
幸い日本人とはそんな悪い経験もなかったようで、無事私たちが契約する事ができたのですが、この話を聞いたとき、何だか考えさせられるものがありました。
物件オーナーがこれまでやり取りしてきた人たち、店子になった人たちとの経験で、オーナーの頭の中には「~人は~だから、もう貸さない」、「~人は~だからイヤ」。
そんなイメージができてしまったのでしょう。
その~人たちが何をして、このオーナーに悪いイメージをもたれてしまったかはわかりませんが、当の本人たちは自分達の行いが、後になって同じ国出身の人たちにも影響し続けているなんて思ってもみないでしょう。
「こりゃたいへんだ。責任重大。」
私の行動が、ある人たちにとって“日本人”のイメージとして植えつけられてしまう。
何か間違ったことを私がすることによって、これから先「日本人は~だから」なんて言われてしまう。
ある意味、私はオーストラリアで接する人たちにとって、日本代表なんだ!
大げさではなく、そんなふうに考えさせられました。
将来、日本からオーストラリアに来て何かを始めようとする後輩たち、新しい世代の人たちが、オーストラリアでポジティブな態度で迎えられるよう、日本人であることが良い方向に作用するよう、ガンバッて行かなければ!!
そんな決意をあらたにした出来事でした。
(自分ながら、ほんと大げさ!単純!?)
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是非この機会に弊社のオパールを手にとって、見ていただければと思います。
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今日は暖かい1日でした。