合理的なのか?
それとも考えていないのか?
そんなオーストラリアのおかしなところ、今日はご紹介します。
写真は、サーファーズ・パラダイスの街中に設置されているゴミ箱。
ゴールドコースト界隈、どこへ行ってもほとんどがこのタイプなので、きっといたって標準型なのだと思います。
日本のように、“燃えるゴミ”、“燃えないゴミ”、“雑誌・新聞”、“ペットボトル”・・・と、細かく捨てるものを区分するなんてこともなく、大きく開いた口の中は、黒いゴミ袋が入ったたいへんシンプルな構造。
ここに紙切れだろうと、食べ残したピザだろうと、ガラス瓶だろうと、気にせず放り込まれます。
朝と夕方、清掃員が回収、そしてゴミ箱をきれいにしていくんですが、たいへんな仕事だと思います。感謝感謝。。
謎の部分は、その大きく空いた口の横にある“SMOKERS”の切れ込み。
実はこの切れ込み、灰皿になっています。
つまり喫煙者は、吸い終わったタバコをこの文字の切れ込みからちゃんと捨ててくださいよ、ということ(らしい)のですが、、、、問題は捨てられた吸殻の行方。
なんと、この灰皿(らしきもの)、実は入り口だけで、吸殻はそのまま他のゴミが放り込まれているゴミ袋へ直行、なのです。
入り口は違っても、行き着く先は同じ。
そんなうわべだけの構造を持った、この灰皿兼ゴミ箱。
ご想像どおりのことが起きるわけです。
火事!!
紙やらプラスチックの捨てられているゴミ箱へ、ちゃんと火の消されていない吸殻が投げ込まれれば当然。
考えれば当たり前のこと。
弊社のショールーム前にあるゴミ箱も、モクモク、機関車の煙突のようになってることがよくあります。
捨てる前によく消してくれればよいのですが、中には消すという動作も何もなく、そのままゴミ箱に放り込んでいくオバカさんもいて、もう灰皿やゴミ箱の構造以前の問題。
禁煙運動の盛んなオーストラリア。
そして喫煙者にはつらい国オーストラリア。
そのオーストラリアが、どうしてこんなゴミ箱??
そんな風に感じているのは私だけではないはず。
昨日も煙突のようになっていたゴミ箱。
そんな時出動するのが、責任感の強い弊社スタッフ M 嬢。
真っ赤なバケツに水を満たして、火災現場に早々と駆けつけます。
無事、火も消し止められ、空になった真っ赤なバケツを誇らしげに小脇に抱えた彼女の任務完了の報告。
「消火終了っ!!」
今日もサーファーズ・パラダイスの街は救われたのでした。
今日は、すばらしい、ピカピカの青空です。