今日ご紹介するのは、このクリスタル系のブラックオパールです。
裏面にポッチの残っていない、透明感のある“クリスタル系オパール”。
ポッチがついていないために“ブラックオパール”とは言えない、なんておっしゃる日本のある頑固な鑑別機関もあります。
「事件は会議室で起きてるんじゃない! ・ ・ ・ 」なんてセリフが浮かんできつつも、その辺の定義はいったん置いておいて、とにかく美しいことには変わりがあるわけではありません。
これまでも2点ほどご紹介してきましたが、表裏、両面に遊色が見られる“リバーシブルタイプ”。
このオパールも実は両面に遊色を見ることができるタイプです。
最初の写真の面とは違った色合い、そして表情。
確かに光にすかしてみれば透き通って見えるクリスタル系ですが、ごらんのような地色と、両面に現われる遊色の違いは、ホワイトオパールやメキシコオパールでは絶対にありえない組み合わせです。
この両面の個性的な色合いを生かしてジュエリーを創り上げるのは少々工夫が必要です。
さもないと、この美しさが無駄になっちゃいますから。
小雨がパラつく今日のゴールドコーストです。