入れるべきか?入れざるべきか???

入れるべきか、避けるべきか???
オパールにまつわる都市伝説?のようなもの。
世界中からご来店いただくお客さま。
そんなお客さまからよく聞かれる疑問です。


いろいろとお話をお聞きしてみると、ある国では「オパールは水に入れてあげないと!」、またある国では「オパールは絶対水に浸けちゃダメ!」。
そんな両極端の風説が存在するようです。
不思議とアジア(もちろん日本も含んで)方面では「水に入れる」派が多く、欧米の方では「浸けちゃダメ」派が多いように感じます。
特にアメリカからいらっしゃる方々はほとんど、「オパールは水気を避けるべき」と教育(?)されていらっしゃる。
どちらが正しいのか??
もちろんオパールの種類や、処理の有無などで答えは変ってくるはず。
日本では、今から30~40年前以前にオパールのブームがあり、その人気に便乗した心無い業者が、最初からひびが入っていたり、極端に水分量の多い(オーストラリア産オパールであればより深いところで採掘されたもの、こうしたオパールは比較的割れやすいものです)ものを、大々的に販売し、「オパール=乾燥に弱い」、「オパール=割れやすい」というイメージを固めてしまったのかもしれません。
実際、今でもそのように話す業者さんもいますし、水の入ったコップを、オパールのシヨウケースの中に置いてある小売店さんもよく見かけます。
逆に、アメリカの「水気は避ける」の原因は、こんなことかもしれません。
近年特にそうですが、アメリカでは天然オパールよりもトリプレットやダブレットの需要が多く、市場にも多く出回っているような気がします。
当然はり合せですから、水に浸けることはご法度。ダメダメ。
(このあたりの詳細はコチラをご覧ください)
そんな市場の状態が招いた伝説なのかも。
どちらにせよ、そのオパールを見てみない限り正しくお答えできない疑問。
唯一言えることは、「天然であり、キズやひびのない良質のオパールであれば水に浸けることに何ら問題はない」ということ。
言葉をかえてみると、購入しようとしているオパールについて、「水に浸けないように」言われた場合、そのオパールはほぼ100%張り合わせ、あるいはキズものであるということ。
是非、お近くの宝飾店に出向いて聞いてみてください。。。
「オパールは水に浸けるべきですか?」と。。。

今日は曇り空のゴールドコーストです。


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