雨をあれほど求めていたのに。。。
まったく自然は気まぐれ、、、です。
クイーンズランド゙州の内陸部に“EMERALD(エメラルド)”という、人口15,000人ほどの街があります。
いま、このエメラルドの街が洪水の被害におびえています。
何年も雨が充分に降らず、農畜産物や鉱業に大きな影響をもたらしていた旱魃。
あれほど雨を待ち焦がれていた人たちも、これほどになると喜んでいいのか?それとも。
ここのところ降り続いた雨の影響で、エメラルド郊外にあるダムが、その貯水量を超えてあふれ出しています。
溢れ出した水は当然下流に流れ込むわけで、流域の街をあっという間に泥水の中に沈めてしまいます。
このダムが溢れたのは、実に17年ぶり。
他の地域でも洪水の被害は深刻になってきています。
雨を吸収する森林や土壌の乏しいオーストラリア内陸部は、こうした洪水の被害はこれまでも繰り返し体験してきたこと。
でも旱魃に飽きあきしてきた住民には、一転して水浸しの状態はあまりにも過酷。
今の雨がまんべんなく、平均して降ってくれれば問題はないのですが。
自然は常に気まぐれです。
このエメラルドの近郊に“Sapphire(サファイア)”という小さな町があります。
以前もご紹介したサファイア(宝石の)が産出される町。
水不足で採掘もママならなかったこれまでの状況が一変。
でも、水が多すぎてももちろん採掘なんてできません。
「今のところ大丈夫」という知合いのマイナー。
被害がでないよう祈っています。
ゴールドコーストも雲の多い、どんよりとした天気です。