“刺青=怖い人たち”
そんな方程式がまだまだ成り立っちゃう日本と違い、刺青(TATTOO)のイメージは、ここオーストラリアではもっと軽い感じです。
そんなオーストラリアの刺青。
時おり見かける「???」な図柄。
わかってやってんのかな?
洗っちゃえば消えちゃうものや身体に貼るシールのようなインスタントなものから、本格的な一生ものまで、お好みしだいで仕上げてくれる、そんなタトゥースタジオがここサーファーズ・パラダイスにも何件かあります。
赤くなった彫り痕にガーゼをのせて、街を歩いている彫りたてホヤホヤな人を良く見かけるものです。
大きさも、手の甲、あるいは足首だけの小型版から、全身(もちろん顔も)の大作までイロイロ。
その刺青の図柄は、日本の伝統的な図案(鯉とか鬼とか)、中国的なもの(龍とか)も見かけますが、私のお気に入りは、漢字やひらがななど、日本語でメッセージを掘り込んだもの。
“愛”、“夢”、“純”など「フムフム」とうなずけるものから、“金持ち”とか“贅沢もの”なんてちょっと顔がゆるんじゃうもの、そして自分の名前を無理やり漢字にしたであろうもの、などなど、見ていてあきません。
そんな中でも、この間見かけたものは秀逸!
“大バカもの”!!
自虐的な意味なのか?
それともユーモアなのか?
まったく意味をわからず彫ってしまったのか?
笑わせてもらいました。
思わず「ねえ、意味知ってんの?」と声をかけそうになったほど。
でも知らずにやってたらかわいそうだもんね。
そっと下向いて微笑むだけで我慢しました。
刺青を彫る方の人間にも悪いヤツ(お茶目なヤツ)がいて、意味を知らせず、あるいは彫られる人が希望したものと逆の意味を持つ日本語や中国語を彫り込んじゃうこともあるんだとか。
それ以外にも、
“わりかし大立者(大立者だけ太字)”
“大物の仲間”
“よい天気”
???
オーストラリアにご旅行にいらしゃる機会があったら、待ち行く人の刺青を眺めて歩くのも、
面白いかも。
今日はあいかわらず能天気なオーストラリア人のご紹介でした。
久しぶりの快晴。ピッカピッカのゴールドコーストです