日本のこんなニュースに関連したこちらの話題をひとつ。
「修正」グラビア写真流出で騒動 (J-CASTニュース)
雑誌や広告に載っている“美男美女”、モデルさんや有名人たちの写真。
そんな写真に“修正”が加えられているのは今や常識。
あごを小さくしたり、首を長くしたりと自由自在。
これまで何ら規則も規制もなく、当然のごとくこうした修正を行っていたメディアに対し、初めてビクトリア州が意見しはじめたようです。
その目的は、若い人たちが自分の容姿に自信を持てるように、自分のスタイルに失望しないように、ということ。
スタイル抜群のモデルさんたちを見ることで自分に劣等感を持ち、その結果として過度のダイエット、ひいては拒食症になる若者たち。
そんな若者を増やさないため、あんまりスタイル抜群のモデルを強調してくれるなということ、らしいのです。
また、“修正”を行った場合は、それを明記することも求めています。
あくまでも業界の自主規制を求めているものであり、法的拘束力は今のところまったくありません。
ですが、何でも規制したがるオーストラリア、そのうち他の州も追随するのは、そして拘束力のある規則となる日が来るかもしれません。
どう思いますか?
写真を“修正”し、それを黙っていることが正しいことだとは決して思いませんが、こんなところまで政府やお役所が口出しする必要があるのか?
そんな気もします。
美しいもの、立派なものに憧れるのは若者の共通マインド。
そして、その対象に少しでも近づこうと努力するのは、これまた普通の考え。
やりすぎてしまう所に問題があるわけで、やはりこれも程度の問題。
日本以上に有名人、セレブ好きなミーハーなオーストラリア人。
年がら年中ダイエット食品やプログラムのCMが流れ、いかに痩せたかを競う番組を放送するテレビ。
いくらオーストラリアのメディアが規制に賛成しても、ネット時代の現代じゃどれほど効果があるのか?
問題に対する姿勢、解答の求め方が違うのでは?
子供たちが太りすぎだからファーストフードやコーラを非難する、禁止する。
これと同じ、そんなひとつおぼえのやり方に??
そんなオーストラリアらしいニュースでした。
今日は雨空のゴールドコーストです。