きょうはこんなブラックオパールをご紹介しましょう。
完璧に漆黒な地色。
完璧に整えられたプロポーション。
完璧に表現される遊色。
現在採掘されるブラックオパールにはなかなか見られない、3拍子揃った最高級品質の逸品。
もちろんこれに赤斑が入ればなお最高。
でもそんな最高級のオパールでも、日本人の方の間では好き嫌いが二分されるでしょう。
深すぎる地色、そしてその地色を背景にあらわれるとろけるような色あい。
敬遠される方も多いはず。
オパールだけに限らず、宝石は上を見るとキリがありません。
一般的な価値基準が、それぞれ皆さんの価値基準とはあわないことも。
お値段が高ければ誰にとっても良いというわけではない。
ましてこれだけ表情に個性のあるオパールのこと、いくら赤の希少価値を叫びたてようが、緑が好きな方には無駄。
だからこそお気に入りのものを見つけたときの充足感、そして幸福感は計り知れないのではないでしょうか。
今日のオパールはどちらかと言うと中東かもしれません。
でも。もちろん我々日本人もさまざま。
きっとこのオパールの良さに感じ入ってくれる方も、いるはずです。
青空の広がるゴールドコーストです。