“アルコポップ”???
まだ日本では聞きなれない言葉ではないでしょうか?
そんなアルコポップにまつわる、オーストラリアのお話です。
ALCOHOL (お酒)とPOP(炭酸飲料)とをあわせた造語で、果汁や炭酸の入ったアルコール飲料をALCOPOP(アルコポップ)と呼んでいます。
カラフルな瓶、カラフルなラベル、カラフルなパッケージ、そして飲みやすさ。
若い人たちや女性に人気なのは言うまでもありません。
そんなアルコポップが、未成年の飲酒癖を助長しているとして、税率を上げ小売価格を高くしようとする動きが現政権の中にあります。
値段を上げることにより、子供たちが買いにくくしようという主旨なのでしょうが、当然おの提案に反発する人たちも。
曰く「売上が減った分の補償は?」、これはメーカーサイド。
曰く「未成年者ではない者も、その税金を支払うのは不公平、そして不合理である」これは酒飲みの大人たち。
タバコの税率を上げ、その成果が国民の喫煙率減少に反映しているという事実が、主張している政府の奥の手。
日本でも“タバコが千円になったら ・・・”なんて議論が盛んのようですが、まさしくその方法です。
でも税金で、お値段で全てが解決するものでしょうか?
いくら高くなっても吸う人は吸うし、飲む子供は飲むのでは?
他に方法が無いのか?
この課税問題に呼応してこんな調査結果が発表されました。
“両親、あるいは親が飲酒癖のある子供は、大きくなってからやはり飲酒癖を持つ確率が高くなる”。
親を見て育つ、なにか当然のような気もします。
先日こんなことがありました。
どう見ても日本で言うところの中学生くらいにしか見えないオーストラリア人の二人の女の子。
「ライター持ってたら貸してくれない?」なんて自然に声をかけてきました。
「タバコ吸うにはまだ早いでしょう。持ってても子供には貸さないよ」私の答え。
「子供じゃないよ。子供だったら何でタバコ持ってるの?」
ポケットから取り出されたタバコのパッケージ。
でもどう見ても喫煙年齢には達していない。
「持ってても貸さない」私。
不満そうに捨てゼリフを残して歩き出した二人でした。
そしてすかさず通りを歩いていた別の男性に歩み寄り、なんとその男性は火を差し出すではありませんか?!
何だか複雑な気分。
オーストラリアではタバコ一箱千円くらいです。
それでも吸う子供は吸うし、それを手助けする大人たちも存在する。
話はずれてしまいましたが、何でも規制、締め付けによって解決しようとするお役所仕事。
100%賛成はできません。
それにしても最近おかしな子供たちが増えてるような、、、、
気がしませんか?
色とりどり、まるでオパールのよう。
今日も快晴です。