Queen’s Birthday に思うこと。。。

Sovereign's Sceptre

今日はクイーンズバースデイの祭日。
オーストラリアにはクイーンも王室もありませんので、当然イギリス、英国のクイーンです。


英連邦王国 (Commonwealth realm)一員であるオーストラリア。
そしてお休み大好きなオーストラリア。
当然クイーンの誕生日はお祝いしますとも。
でも、現在のエリザベス女王の本当の誕生日は今日ではないんですよ。
本当は4月21日(1926年)。
過去には実際に、その時代の国王の誕生日を祝っていたらしいんですが、いつの間にやら6月の第二月曜日ということに。
他の連邦参加国も、それぞれ独自に決めた日をクイーンズバースデイとし、それぞれお祝いをしているようです。
一年間に何度も違った日にお祝いされる女王もたいへんだ。
でも、王制、君主制ってどうなんでしょうかね?
現在でも君主制をとっている国が30以上あるそうです。
もちろん、日本や英国のように実際に国の舵取りをすることのない、あくまで象徴的なものから、実際に国政を運営していく君主制まで、その形態は様々。
王さまであろうが、首長であろうが、スルターンであろうが、ひとりの人間であることに変わりなく、歴史的な運命や偶然がかさなって今の特別な地位(?)にいることになったはず。
日本の天皇陛下だって、今さら“現人神”扱いする人はいないはず。
知人(日本人ではありません)にこんな人がいます。
歴史の波に翻弄され、国を脱出したこの人。
王制を強いていたある国の、とても王室に近い家系にいたんだそうです。
ちょっと波の流れが違っていたら、私など近寄れない人だったかもしれません。
生まれながらにしてそんな地位を与えられた、そして役割を強制される、はたして幸せなのか?
庶民の私には想像もつきません。
つい先日、ネパールが王制を廃止しました。
今後もこうした動きは多くなってくるのでしょうか?
王室、皇室というものが地球上からなくなる日が来るのでしょうか?
オーストラリアでもずいぶん長い間、共和制に移行する議論が続いています。
でも、独裁者が治める国より、まるで国民みなのアイドルのような存在の王室が、象徴として存在することは意味のあることかもしれませんね。
クイーンズバースデイの祭日に思い立ったこと、駄文でした。
すいません。
雨は止みましたが、怪しい天気の今日のゴールドコーストです


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