宝石屋泣かせの時代 。。。

ブラックオパール

ジュエリーの素材、ゴールドやプラチナの価格が、ここ数年で高騰しているのはご承知のとおり。
オパールなど宝石のお値段より、加工代のほうが高くつく時代です。


2000年ころの平均価格が、ゴールドで千円前後(1グラム当たり、以下同じ)、プラチナで2千円前後。
それが、ゴールドが3千円を超え、プラチナも若干下落していますがそれでも5~6千円。
プラチナしか使用しなかった日本の宝飾店も、最近ではホワイトゴールドが主流。
こうした現象は、とうぜん私たちのような宝石自体を商う業者にも大きな影響があります。
出来るだけ製作費を抑えるため、どこの卸業者さん、そして小売店さんも小ぶりな石に集中しはじめ、これまで見向きもされなかったようなサイズが品薄になる状況。
ついこの前までは「出来るだけ大きなサイズを」、と承っていたのが、いきなり「小ぶりなオパールちょうだい」、って言われても ・ ・ ・ 。
当然デザインも、素材費を抑えるためシンプルな方向へ行くのは当然です。
でもオパールのように自己主張の強い宝石は、かえってシンプルなデザインの方が引き立つのも事実。
写真のペンダントも、枠代を精一杯抑えたとてもシンプルなデザイン。
でもこのオパールには豪華な枠なんて必要ありません。
キレイなグリーンが踊る表情。
そして角度により、そのグリーンからオレンジへ色あいを変えながら走るリボン。
ゴールドはあくまでもオパールを身に着けるための付属品。
ちょうど胸元に着けていただいたときに、それを見る人の目に色あいがくっきり見えるペンダント向きのブラックオパールです。
そうは言っても、もう少しゴールド安くならないものでしょうか?
宝石屋の苦悩、
ご理解ください。

このオパールをもっとご覧になりたい方、
こちらからどうぞ。

風が冷たいゴールドコーストです。


お帰りの前に、
クリック一押しお願いします。



関連する記事

  • プラチナ?ゴールド??
    プラチナ?ゴールド?? 
    今日はジュエリーを製作する際に使う素材についてお話してみたいと思います。 日本人はなぜかプラチナが好きです。 こだわる方が結構いらっしゃると思います。 実はプラ...
  • 古いものこそ新しい !!!
    古いものこそ新しい !!! 
    同じリングです。 違い、わかりますよね?   50年以上も前から日本人はオパールが好きでした。 お母さま、お祖母さまから受け継がれてきたジュエリー。...
  • ボルダーオパールリング 大特価でご紹介!
    ボルダーオパールリング 大特価でご紹介! 
    今日はボルダーオパールのプラチナ製リングを出品しました。 全く母岩が宝石面に出ていない“ クリーンフェイス ” で明るい色合いのきれいなボルダーオパールです。...
  • ボルダーオパールペンダント 。。。
    ボルダーオパールペンダント 。。。 
      オパール層のたいへん厚いボルダーオパールのペンダントを出品しました。 グリーンとブルーの遊色が湧き上がる、とても美しいオパールです。  ...
  • メラメラ、ブラックオパールリング 。。。
    メラメラ、ブラックオパールリング 。。。 
    オパールマラソン12日目。 今日は、こんなメラメラオパールをご紹介します。   艶のある赤斑   そしてグリーン。 一瞬にして変わる美しい...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください