“ゆりかごから墓場まで”的に、何事にも細かい規制や決りごとの存在するオーストラリア。
お店を運営するにしても、看板の設置やライティング、広告の出し方から雇用に関するものまで、それはそれは細かく決められています。
被雇用者、労働者を保護する風潮の強いオーストラリアは、最低賃金はもちろんのこと、祭日やクリスマスの決りや規制が、それこそ網の目のよう。
例えば賃金に関しては基本となる時給が決められていて、それをもとに、高い所で作業するウインドークリーナーは~セント、おトイレの掃除にかかわる人には~セント、等など、それぞれの職種によって手当ても決められています。
それ以外にも危険な作業や、身体に良くない、負担になる作業の規制も当然。
そこで、日本とオーストラリアの労働に関する規制を比べてみました。
注目したのは、“重たいもの”。
そう重量物を運ぶ際の規制。
それ以上重たいものを持たせてはダメ、そんな決りごとの比較です。
さぁ、日豪の差はいかばかりなのか?
まずは16歳未満の部。
日本:男性-15キロ(継続して行う場合は10キロ)/女性-12キロ(同じく8キロ)まで
オーストラリア:男性-14キロ/女性-9キロまで
16歳から18歳の部。
日本:男性-30キロ(継続して行う場合は20キロ)/女性-25キロ(同じく15キロ)まで
オーストラリア:男性-18キロ/女性-11.5キロまで
18歳以上の部。
日本:男性-55キロ/女性-30キロ(20キロ)まで
オーストラリア:男性-規制ナシ/女性-16キロまで
どうです?
それぞれの重さを決めた基準が両国ともわかりませんが、何だか変な決り。
日本なら、18歳の誕生日までは男性で30キロまでのもの担いで、誕生日になった途端「ハイ、今日から55キロね!」???
日豪比べると、何だか日本人の方が過酷な気が。
オーストラリア人のほうが体格良さそうなもんですが、これも歴史や文化の違いなのかも?
もちろんどちらの国も、妊娠している女性に対する規制は別にあるようですが、それでも、女性で30キロ運べる人、どれくらいいらっしゃいます?
この数字から見ると、私は間違いなく“16歳未満の部”。
毎日担ぐものと言えば、、、
カラットであらわす単位のものですから ・ ・ ・ 。
(ご存知のとおり、1カラット=0.2グラム)
今日の勝負は、日本の勝ち(?)で終了。
小春日和のゴールドコーストです。