ご存知のとおり、このところ世界中のメディアに登場しているカンタス航空。
9日間で3回も続けて起こったアクシデントは不幸な偶然なのか?
それとも必然なのか??
機体に穴が開いたり、格納扉が閉まらなかったり、そうかと思えば今度は油圧系のトラブル。
幸い人命にかかわる事故にはなっていませんが、運が悪ければ、そうまさしく運が悪ければ、どれも大事故につながっていた可能性も。
世界一安全なエアライン。
これまで人命にかかわる事故を起こしたことのない航空会社。
そうした素晴らしい評判を、長い間保ってきたオーストラリアのフラッグキャリアー。
そんなカンタスがなぜ?
アクシデントが続いてしまったのはまったくの偶然かもしれませんが、オーストラリアに暮らす人たちの大半はそうは思ってないはず。
原油高騰もあって業績が悪化し、業務効率のため断行、あるいはその予定の人員カット。
それに対抗するストライキ。
整備士たちのストもついこの間のこと。
そんな労使双方の行動が、今回のアクシデントを招いてしまったのではないか?
そう思っている人は多いはずです。
もちろん企業として、利益を追求し存続していくことは大切なことだし、それを利用者の利益につなげていくことこそ発展にもつながるはず。
体制がついていけないような急激な変化、そして安全性を軽んじて整備士たちを整理しようとした会社の体質なのか?
なににしても航空会社として考えられる最高の評判を、無にしてしまうようなバカな真似はしては欲しくありません。
産地偽装など、日本でも企業の存続が評判の失墜とともに止まってしまう時代。
長い時間をかけて築き上げた評判、信頼感、そしてブランド力。
失ってしまうのはあっという間、簡単なこと。
顧客一人ひとりに対して、常に真剣に応じていくこと。
地味なことですが、とても難しいこと。
でも一番大切なこと。
気を引き締めていかないと。
自分に再確認させる良いきっかけになりました。
今日は冬の青空広がるゴールドコーストです。