2008年12月は、このサーファーズ・パラダイスという街が出来てから75周年のアニバーサーリーだそうです。
もともと“Elston”という街だったのを、Jim Cavill という御仁が土地を購入し開発を始めたのがサーファーズ・パラダイスの始まりだとか。
「Elston なんてダッサイ名前じゃなくて、もっと何かないの?!」
そう思ったかどうかは知りませんが、行政に対する執拗なロビー活動が実を結んだ結果、サーファーズ・パラダイスという街が誕生したのが遡ること75年前、1933年の12月。
確かに“Elston(エルストン)”より“Surfers Paradise(サーファーズ・パラダイス、波乗り天国!)”の方が魅力的。
それ以来、街は変りに変り、現在のような世界中から観光客がくる、知名度の高い街になったんですね。
そう考えると、Jim Cavill という人は、マーケッティングの天才だったのかもしれません。
彼の功績を称え、中心の通りのひとつには“Cavill Av.(カビル アベニュー)”と名前が残されています。
上の写真は、そのカビル アベニューと将来名づけられるエリアの1920年代の写真です。
信じられないくらい、何も無い。
これは、同じエリアを撮影した1960年の写真。
少しは街らしくなってきましたが、今と比べるとはるかに空が広い、視界を遮るものがない、まだまだ田舎。
(この2枚の写真は、Gold Cost City Council のサイトよりお借りしました)
その後、ハイライズと呼ばれる、高層のホテルやアパートが建設されるようになり、現在の同じエリアがコレ。
白いビーチ沿いに林立する高層のビル群。
そんな、多くの方が思い浮かべるサーファーズ・パラダイスのイメージ。
一番上の写真と見比べてみてください。
100周年の2033年には、どんな街になっているんでしょうか?
今日も過ごしやすかったゴールドコーストです。