年に2度、夏と冬に起こる“KING TIDES”。
“王さまの潮”?
何じゃそりゃ??
日本で言うところの“大潮”。
潮の満ち引きが大きいことを、このように呼んでいることは皆さんもご承知のとおり。
そんな大潮の中でも、特別に強烈なものを“KING TIDES”と呼んでいます。
もちろん月や太陽、そして地球の、重力やら引力やらが作用して起きる自然現象です。
そんな“王さま潮”が来週の月曜日、1月12日にやってきます。
すでに今日の満潮時でも、通常よりずっと海が迫ってきているのがわかるくらい。
砂浜は狭められ、またはまったく海に覆われ、桟橋は水に浸かり、お金持ちの象徴ウォーターフロントの家も何だか水に飲み込まれそうな、そんな光景がいたるところで見ることができます。
“王さま潮”の到来により非常に神経質になっているのが“LIFE SAVER (水難救助員)”の皆さん。
ゴールドコーストのビーチにやって来る世界中からの観光客を、いつも温かく、そして時には厳しく見ていてくれる正義の見方。
当然、潮の干満の差が大きくなれば、それに伴う潮流もいつもよりは強くなるのは当たり前。
波の大きさが高くなったり、払い出しの流れが速くなったりすることで、海水浴を楽しむ人たちにいろいろな危険が迫る可能性大。
おぼれたり、流されたりする人が増え、LIFE SAVERたちの仕事も増えるということ。
新聞やラジオでも、週末から来週の木曜日にかけては充分に気をつけるよう、繰り返し呼びかけています。
何事もないことを祈って ・・・。
LIFE SAVERの心配を他所に、この日を心待ちにしている不埒な輩も!
それは、、、
釣り人。
もちろん私も含めて。
潮が動けば魚も動くのは自然の摂理。
いつもより大きな動きとなれば、いつもより多く、いつもより大きな魚が釣れるんじゃないか?
そんな期待でもうわくわく。
最近、不漁続きの私も、この機会に挽回したい!
「また、何も釣れなかったの?」
とか、
「あれ、お魚どこ?」
なんて、周りからの冷たい視線を撥ね返すチャンス!!
とりあえず、明日は早起きして行ってみましょ。
いつもの、あの場所に。
いつも後ろで見守っていてくれる、この彼女にもおすそ分けできるかな?
風の強いゴールドコーストです。