昨日に続いて今日も“神さま”のお話。
それも、頭の上~の方にいらっしゃる方じゃなくて、すぐ身近なところの方々のお話です。
表題のとおり、日本では“お客さま = 神さま”、そんな図式が今でもある程度存在しているはず。
スーパーマーケットのレジで深々と頭下げられたり、きびきびと対応してくれるスタッフの姿に接したりすると、日本の“お客さま = 神さま”的な考え方というか、サービスに対する取り組み方にはいつも感心するのみ。
でも、こちらオーストラリアでは、そんな図式はあてはまりません。
良くて同じ視線、普通は上から目線で見られることしばしば。
「売ってやるんだゾ!」
そんな店員の姿勢が見えることも珍しくありません。
大手スーパーのレジなんて、スタッフ同士がおしゃべりに忙しくて一度も顧客の顔を見ないことも。
商品について何か聞いても、「私の担当じゃないから (そんなこと知らないわよ!うるさい客!!)」、そんな扱いを受けることも。。。
もちろん企業、それも大きな企業ほど、CMなどで“顧客サービスの重要性”、“どれだけ顧客のことを考えているか”なんてことを声高に宣伝してはいますが、現場のスタッフがその宣伝文句にまったく付いていっていないのが現状。
一方、オーストラリアで小売業を営んでいる身としてみると、様々な人々が世界中からやってくる中には、とんでもない“お客さま”がいらっしゃるのも事実。
まさに自分が“神”となったごとく横暴な振る舞いをする人(黒人初の大統領が生まれたアノ国、特にその東海岸側からやってきた方に多いような)。
値切るのを生きがいにしているような、ご自分の言い値でないと満足されないような、そしてその分のお金を置いて、さっさと商品を持ち去ろうとする、半分強盗のようなお人(先回オリンピックを開催した国の方によく・・・)。
企業、会社、お店。
そして世界中、いろいろな背景を持った顧客。
どちらも様々。
自分が客の立場になったとき、そしてその逆の立場になったとき。
どちらの立場にいるときでも、最後にはしっかりお礼が、「ありがとう」という言葉が、言えるよう、そしていただけるよう、
そんな関係が一番では?
良い接客、素晴らしいサービスを受けて不快に思う人はいないはず。
オーストラリアでも、これから少しずつサービスを重視すようになってくるのでは。
いや、そうなるように“客”の立場から期待します。。
雨のパラつくゴールドコーストです。