新婚旅行らしき日本人カップル。
女性から男性への一言。
「ハワイよりも白い人が多いね。」
ふと耳にしたそんな一言が、私を20年前に・・・・。
ハワイに比べて白い人が多い。
おそらく、“ハワイよりアジア人、日本人が少ない”という意味合いでの一言なのでしょう。
何気ないそんな言葉を耳にして、初めてゴールドコーストを訪れた20年前を思い出しました。
時代はまさにバブル最終章。
そして、日本でオーストラリア人気が盛り上がりつつある時期。
街を歩けば日本語の看板やサインが目立ち、レストランには必ず日本語メニュー。
そして、ほとんどのお店に日本人の店員さんが。。
ゴールドコーストを訪れる観光客の約4割が日本人。
オーストラリア人の若い人たちの中でも、日本語を習得することが仕事を得る一番の近道だったアノ頃。
また、日本企業の不動産取得や大規模開発が増え、地元紙には“日本にゴールドコーストが買われてしまう!”、そんな文句が踊った時期。
私の初めての感想は、
「日本語ばっかりで、なんかハワイみたい」
時代は変わりました。
かつてゴールドコーストの街中には、いったい何件のオパール屋さんがあったことでしょう?
10軒?20軒?
それが今では片手でも指が余っちゃうくらい・・・・
街で耳にするのも、日本語よりは韓国語、中国語が増え、こうした国々からの観光客を乗せたバスも多くなったような。
時代は移ろうものです。
これから20年後、この街はどんな顔を見せているのでしょうか??
雲の多いゴールドコーストです。