今日も、本をご紹介させていただきます。
オーストラリアではアンザックデデーが近づいています。
テレビでは戦争映画や特集番組が増え、‘JAPANESE’という言葉が頻繁に聞かれるこのごろ。
第一次世界大戦から、現在進行形のイラクやアフガンまで、戦争に従事した兵士たちに感謝しよう、彼ら、彼女たちのことを忘れないようにしよう、
それがアンザックデーの主旨。
日曜日にはここサーファーズ・パラダイスでも式典やパレードが行われ、毎年のこの時ばかりは、国中が戦争を語っているよう。
なんで、そこまでするの?
もう忘れてもいいんじゃない?
なんて、感想を持っちゃうのは、やはり日本人としての見方なのでしょうか?
このオーストラリアの騒ぎと、あまりにも違いすぎる日本の戦争、あるいは兵士たちに対する姿勢。
同じように国のため、家族のために戦争という行為に参加してしまった立場なのに、犠牲になった日本の兵士たちの取り扱われ方は、あまりにも寂しすぎる、そんな気もします。
先日、これも地元の図書館で見つけたこの本。
一気に読んでしまいました。
特攻兵士として犠牲になった祖父のことを調べていく孫。
そんな内容なのですが、読み進んでいくうちに、この孫の戦争に対する考え方や、会ったこともない祖父への思いの変化が綴られ、やはり忘れてはいけないこと、語り継いでいかなければならないことの重要性に気がつかされました。
幸い、日本は表面上は平和。
でも、今でも戦争はそこらじゅうで進行中です。
戦争したい人はいないはず(そう信じたい)。
日本でも、もう少し戦争で亡くなった人たちのことを思い出すべきなのでは?
そんな風に感じる時期です。
今日は久しぶりの青空です。