みなさん、ビーチコマー(Beachcomber)って聞いたことありますか?
リゾートホテルの名前じゃないですよ。
そう、ビーチで探知機持ってうろうろしている人のこと。
今日は、お店にやって来たビーチコマーのお話です。
日本ではあまり見ませんが、アメリカの映画やテレビドラマなんかで、ご覧になったことあるのではないでしょうか?
金属探知機を左右にふりふりしながら、砂浜を歩き回っているひと。
延々、40数キロのビーチが続くここゴールドコーストでも、そんな趣味なんだか仕事なんだか、ふらふらしている人をよく見かけます。
昨日、お店にやって来た白髪のお年寄り、彼もそんなビーチコマーを生業(?)にしている一人でした。
「オパールみたいなペンダントを見つけたんだけど、ちょっと見てくれない?」
それが彼が来店した理由。
彼が取り出したペンダントヘッドを見てみると、それはオパールではなく“Paua Shell”と呼ばれる、貝殻(日本のアワビに近い種類の貝)がはめ込まれたものでした。
「残念ながら、これはオパールじゃなくてパウアシェルですよ。ニュージーランドでお土産に売ってるやつ。」
すると彼は、
「うん、そうだと思った。それじゃ、きっとニュージーから来た観光客が落としたのかな?」
「でも、ニージーランドに行く観光客はこの種類のアクセサリー買ってくるし、この辺りのお土産屋さんでも売ってるとこあるから、どこの人かはわかりませんね。」
と私。
彼のビーチコミングについていろいろ話を聞いてみると、今まで持っていたビーチコマーのイメージが一変することに。
何でも、彼は金目のものを探すのが一番の目的ではなくて、落し物を見つけて、それを落とし主に返すことに情熱を持っているよう。
携帯電話など当たり前、デジカメやらお財布やら、いろいろなものをビーチに落とす人がいるのだとか。
そんな落し物を見つけ出し、携帯電話の持ち主を探し出し、お財布に入っていた身分証明書から落とし主を突き止め、はたまたデジカメの中の写真から宿泊しているであろうホテルを見つけ、それぞれ持ち主に返しているんだそうです。
小銭や宝飾品などのお金になるものを探している、悪く言ってしまえば“ハイエナ”のような人たちだとばかり思っていたビーチコマー。
彼のように、落し物を届けることが目的でやっている人も多いんだとか。
「もう引退してやること無いからね。」
「それに運動になるし。」
そう言い残して店を出て行った彼。
何事も、偏見を持ってはいけませんね。
そんなことを痛感させられた、何気ない出来事でした。
雲の多いゴールドコーストです。
へええ。そんな人もいるんですね。。びっくりしました。映画になりそうなお話ですね(^^)Gemstoryは本当に色んな人が来店されますね~。。。引き寄せてるのカナ?lol
> misa Sama
働いているスタッフたちもイロイロ(?!)ですからね。