ライトニングリッジ(2) 。。。

さて、今日はライトニングリッジの町をご紹介しましょう。


まず町の入口にあるのはこの看板。

“ライトニングリッジ 人口 ?”と書かれてます。
ある人は2000人と言い、ある人は5000人と言うこの町の人口、ぶらっとやって来る人間、いつの間にかいなくなる人間、出入りの激しいここの正確な人口は不明。
この看板を過ぎると、ただ真っ直ぐな道が、これをメインストリートと呼ぶのであれば呼べるような、真っ直ぐな道が目の前に広がります。

右手にインフォメーションセンター、そしてそこかしこにオパールの文字。

年間、5~6万人の観光客が訪れる観光の町としての顔です。
実際、この町中にかつてのオパール鉱山の面影はありません。
オーストラリア中、ドコにでもある田舎町。
宿泊施設も、酒屋さんも、立派なスーパーもある田舎町。
ところが町からどっちの方向にでも5~10分ほど車を走らせると、

かつての採掘の痕跡、土砂の山、そして打ち捨てられた車や機械類がさびるままに放置された光景が。
ちょっと高台の、見晴らしの良いそんなかつての風景の一角に、ブラックオパールにかかわる記念すべき石碑がひとつ。

最初にブラックオパールを採掘したチャーリー・ネットルトンの記念碑です。
手前に見えるのは、彼が掘った最初の穴。
そして石碑、

“ブラックオパール インダストリーの創設者 チャールズ・ネットルトン(1862-1946)によって1902年に掘られた最初の竪穴、だが、結局この場所からはオパールは見つからず、彼が最初のオパールを売ることが出来たのは翌1903年になってからでした。”
そんな風に記されています。
今は誰も中に入れないよう、穴の上には金網、そして回りも鉄柵で囲まれていますが、ここから全てが始まったことに思いをはせると、いつも胸が熱くなってきます。
そんなブラックオパール業界最大の功労者、チャーリーの記念碑から望む風景

どこまでも続く平坦な土地、そしてその中に見え隠れする掘り出された土砂の山。

現在、実際に採掘が行われているのは、土砂の山の向こう、緑の切れるあたりです。

つづく。。。

今日も青空のゴールドコーストです


お帰りの前に、
応援クリック一押しお願いします。



関連する記事

  • ライトニングリッジ(3) 。。。
    ライトニングリッジ(3) 。。。 
    さて、今日は実際採掘されている“穴”をご紹介しましょう。 ライトニングリッジの町を中心に、さまざまな鉱区が存在します。 過去に多くの億万長者を産み出した有名な鉱...
  • ライトニングリッジを救え 。。。
    ライトニングリッジを救え 。。。 
    「Save The Ridge」 ある業界紙に最近掲載された記事です。 「ライトニングリッジを救え」 ???? LRMA(Lightning Ridge Mi...
  • 原風景、ライトニングリッジへ 。。。
    原風景、ライトニングリッジへ 。。。 
    真夏のこの季節、 何も起こらないことも、 誰もいないことも、 エキサイトすることも、 無いのはわかってます。   いつものモーテルを予約する電話越し...
  • ライトニングリッジ(4) 。。。
    ライトニングリッジ(4) 。。。 
    番犬。。。 駆け足でご紹介してきたライトニングリッジ。 最後に、現在の採掘状況と今後の見通しを、感じたままお伝えしていこうと思います。 まずは雨の多さ。 今年ほ...
  • ライトニングリッジ 。。。
    ライトニングリッジ 。。。 
    ゴールドコーストから片道約700キロ。 日本で比べると、東京-広島間くらいの距離になりますか。 新幹線が走っているわけでもなく、整備された綺麗な高速道路が通って...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください